邦題:キングコング

38点。

 

はじめに」で書いた通り、私はストーリーに7~8割の点数をつけるストーリー重視派です。とは言っても、勿論映る画ですから、2~3割の映像や音響がベースにあって初めて、ストーリーを語れる訳です。

 

私にとり、そのベースに一切の点が付けられなかったのは、2024年3月26日現在

THAT/ザット ジ・エンド」のみ。鑑賞に耐え得るなら然程は気にしません。

同理論で反対になったのは「TENET」です。現代の大人パワーと撮影技術を駆使した圧巻の創意工夫は、30点満点のフルスコアを付けました。と言う事はストーリーは…(好きな人に怒られそう)ですね。加えて、私は現代の感性しか持ち合わせていないので、当時の人達の気持ちを解する事は出来ませんし、逆立ちしても無理です。

 

点数を付けるとは忖度をせず、自分の今の感性でするべきです。(あくまで、お薦め点数ですからね!)

 

 

~あらすじ~

南海の秘境へ映画の撮影にやって来たロケ隊一行は、原住民から「神」と崇められる野獣・キングコングに遭遇。コングをアメリカに引き連れて見世物にしようと画策した彼らは、同行した女優のアン・ダロウを囮にし、コングの捕獲に成功するが…。

(※Filmarks映画より抜粋)

 

 

当映画は、鑑賞に耐え得るかどうかの基準だと、私はギリギリ見られる方のラインに入ります。最後まで鑑賞するのはとてつもなくしんどかったですが、下記ブログ記事の趣旨なのです。

 

 

 

あまりと言うか、全くと言って良い程、特撮に思い入れは無くって、表現方法の一種くらいの認識でしかなかったのですけど、昨今のやっつけCGに辟易とする身としては当映画を通しで見て素直に
 
「特撮って見る側に最大限に寄ってるものなんだ」
 
と思えた事が収穫です。それに気付かせるパワーを持つ "怪獣映画の金字塔" の所以はこれなんでしょう。

 

 

しかし、人間の都合で連れて来られたのに、人間の尺度で

"Beauty Kill the Beast" とは、上手い事を言ったつもりなのかしら。アメリカだなって感想しか出て来ないよ。

"Beauty and the Beast" (フランス原作)みたいな展開がある訳でも無いし、美女は終始叫ぶだけだもん。恋愛は片一方だけじゃ進まないしね。

 

エンパイア・ステート・ビルに登るキングコングは世界的に有名だそうですが、102階の展望台にて、ニューヨークの夜景を見ながらお話しする内容が「キングコング」だとゲンナリするかもですよ。

「めぐり逢えたら」ごっことかなら喜んでお付き合いしたいです。どうですか?

 

 

映画館に行って、隣が五月蠅かったら興ざめしません?そんな感じ。

 
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