羽生善治さんの講演会「勝負どころで迷いを断つには?」に行って来ました。 | FlowLife

羽生善治さんの講演会「勝負どころで迷いを断つには?」に行って来ました。

「勝負どころで迷いを断つには?」

~決断に必要なのは、感性と勝負を超越した心境~

◆私には夢がある(セミナー・講演会・羽生善治氏)
 http://www.yumearu.com/seminar070224.php


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メモった言葉・思ったこと

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「終盤では、先にゴールを決める。」


選択肢を捨てる時に感じる恐さの克服方法は、あきらめ?(仮説)


「向こう見ず・無謀→勢いが出る、次に進む原動力となる」


「アクセスを踏みすぎているくらいが、バランスがとれていてちょうどいい感じ」


「理解しているものは、忘れていても思い出せる」 #原理・原則として吸収している


情報社会になったいま、知識量は膨大。知恵に軸をおいてバランスを取る必要あり。


「過去に詰め込んだ膨大な知識は無駄ではない。その吸収プロセスが次に生きている。」


対局開始時の玲瓏の心境から、あせり・不安・プレッシャーへ。

経験が克服・リカバリをスムーズにしてくれる。


「プレッシャー回避方法: 将棋に興味のない人にとっては、どっちでもいい。その人の立場になってみる。」


実戦のプレッシャーは、実戦でしか得られない。


「あぁ大丈夫だろう」根拠無い楽観。→根拠無くても実際、力を発揮しやすくなる。→メンタルをそこに持っていくように工夫する。


内にこもりすぎると爆発していまう。キレてしまう。発散していくことが大切。


「マネするときは、相手の過程をマネる。」

色んなインプットを元にマネ。試行錯誤。

プロセスの理解につながる。

 ・マネは、ためらわず行うといい

 ・マネは、多く・複数のパターンを短い期間で集中して試すと効果的

 ・五感をフルで使ったほうが、記憶の粘りがよい。

なりふりかまわず。



「トライしたときの成功率は30%くらい

 しかし、その時失敗しても、学べるものがある。」

# 野球で4割打てたら、いい成績。


「負け込んでいるときは、自分なりの基準を先においてしまう。」

「この形は必ず3回試す」「この指し手は一生やらない」など。

「調子が悪いときは、流れを変える必要があるときに効果的」

「いい調子にあるときは、リズムを壊すというリスクがある」

→「状況を選んで、リスクの大小を取る」


「本当に分からなくなったときは、好きかキライかで決める。気合いで決めている。」


直感の7割でおおよその方向付けをすませ、残り30%でロジックを詰めて、精度を上げる。


ある程度の時間があって初めて、深く考えられる。

# 時間枠がまず先にある。


興味・楽しいこと・考え甲斐のあることだと深く考えやすい。

うまくギアが入る感じ。

年数回程度。

無駄な思考をすべて省くことで、深く考えられる。

 × たくさん考える

 ○ コアに絞って考える →深い思考。集中。


決断は力を抜く感じ?(仮説)


<スタイル>

1.仮説を立てる(仮説リスト)

2.実証する


「決断の成否は、後になって分かる。」


「量が質(知恵)に転化する。」



「公式戦の対局後は、必ず反省会を二人で行うのが慣習。

 反省を通して、互いの実力があがる効果がある。」


「(最近は見てないけど)スポーツを見るのは空き。特に将棋に似ているのがテニス。」


「手渡しは高等テクニック。手番を持つということは苦しいこと。自分が何かしないといけないから。

 できるだけ多くの可能性を残して、相手に渡すということを心がけている。我慢比べ。」



自分の力で全部出来るわけがない。

ベストは尽くす。運を天に任せる境地。


後悔からのリカバリ方法。

「こうやっとけばよかった」→「本当によかったか?」と自分に問う。冷めた見方で、区切りをつける。



「勝負どころで迷いを断つには?」に対しては、いかに自分自身を信じられるか?

自分の行動・思考すべて知っている。

ネガティブな部分もすべて。

自分を信用・信頼することの難しさ。

迷いが生まれる原因。

いかに自分自身を信じられるか?


「他の人も、みんな自分と違わないんだ」と思い直してみる。全員自分と同じなら、恐くなくなる。動きやすくなる。→自身と安心を得る。


モチベーションを長期的に高く保つ方法→無理しない。


子供に対してはおかしなことを言っても、否定しない。見守る。


「マスメディアからの情報は、何千万人がわかるレベルに希釈されている感覚がある。」


時間や社会ルールなどの制約条件を使いこなしつつ…


「ちょっとちがうだけでいい。

 ちょっとだけ、先に進んでいればいい。

 半歩先でいい。

 少しだけ早く変化していればいい。」


サイン: 玲瓏 (れいろう)


◆Yahoo!辞書 - れい‐ろう【玲瓏】
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E7%8E%B2%E7%93%8F&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=19530500