君たちはどう生きるか(3.5) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

『君たちはどう生きるか』

 

監督:宮崎駿

 

感想

 導入は引き込まれる。やっぱり面白いものしか作れないんやこの人…と思わせる。実家が戦闘機の部品工場だった宮崎さん自身を連想させる主人公。ただ、タイトルから連想するほど教訓的ではない。宮崎さんの想いが汲み取れそうな瞬間もある。でもそれは手のひらから溢れ落ちていく。

 

(これは「君たちはどう生きるか」と僕たちに問いかけてくるものではなくて、この問いかけに対してかつて少年だった宮崎が人生の最後に「僕はこう生きました」と答えるものと言うかな。だから「結局は本人にしか分からんよな…」って思える部分がある。その意味では広告を一切うたなかったのも分かる。本来、僕らに向けて作ってないんだこれ)

 宮崎さんはイメージの人なんだろうな。次から次へと新たなイメージが展開される。『もののけ姫』的でもあり、『千と千尋の神隠し』的でもあり、『ハウルの動く城』的でもあり、『崖の上のポニョ』的でもあり、『風立ちぬ』でもあり…ただ、コアとなる部分が見当たらない。妙にとっ散らかってる。

 イメージ的にいちばん近かったのは、新海さんの『星を追う子ども』。世界観が透徹されていない辺りが特に。

☆☆☆★(3.5)

 

 

君たちはどう生きるかについての覚書(ネタバレあり)