「ぼくの味方」
「女子ウケ」という言葉はあまり好きじゃない。自分がそこに含まれないからじゃない。色んなタイプの人間がいるはずなのに、「女子」という言葉で一括にしてしまっているからだ。
吉田朱里は「女子力女子」の味方を自認しているし、かつて指原莉乃は「自分に自信のない人」や「いじめられて引きこもりになった人」、「陽の当たってない人」の味方だった。今のAKBが「女子ウケ」を狙っているのは分かるけれど、具体的にいったい誰の味方をしたいのか、どういう人に支持してほしいのか。そこが見えない。
僕が「AKBはみんな個人チャンネルで踊ってみたをやってみたら?」と言うのは、要は「踊ってみた」をやってみたいと思うようなタイプの人にアピールしたいということ。そういう層を仲間にしたいということ。あの文化には何か親近感を覚えるところがある。逆に言えばそれは、向こうからも同じように見える可能性があるということ。
中国のbilibiliで「AKB」と検索をかけると今でも僅かにいる。AKBの曲で「踊ってみた」をしている子が。プデュで引っ掛かってくれたのかな…。AKBを「良い」と思ってくれることが、「踊ってみたい」と思ってくることが素直にうれしい。
そういうものをね、大切にしたい。
周りにAKBの話題ができる子はいないかもしれないけれど、それでも「好き」だって言ってくれるような子。たとえ話す言葉は違っても(違ってなくても)、日本の二次元文化やアイドル文化に偏見がなくて、なにか面白いものはないか、好きになれるものはないかと常にアンテナを張り巡らせているような子。
そういう子のね、味方であって欲しい。