「燎原の火と永久の枷」
AKSの記者会見。その顛末はメディアで散々報じられるだろうから、ここでは繰り返さない。
この日をもって彼らには「反社会的組織」の烙印が押された。
そう思わざるを得ないような会見だった。
秋元康の不在が、吉成夏子の不在が、まともな「責任者」がいない組織を物語っていた。
絶望と悲しみと…そして僕の胸にはもうひとつ別の感情が生まれていた。
それは、AKBメンバーに対する怒り…のようなもの。
いつだかのリクアワ。NGTメンバーが映るたびに僕は、なんとも言えない気持ちになった。
それが今や、AKS所属のメンバーにも燃え広がったような…そんな感覚。
まるで場違いのように流れてくる陽気なツイートを、僕は暗い気持ちで眺めていた。
もちろん、今回の件で彼女たちに何の非もないことは明らかだ。
ただ、この問題はその当初から「理」ではなく「情」の問題だった。
「犯人グループと付き合ってるメンバーがいるのに 今後被害者が一緒に活動できると思いますか? 」
というデイリー記者の質問は本質を突いていた。
被害者の笑顔がないままに、どうして普通に活動できるだろう。どうして応援できるだろう。
「それなのに、あいつらは笑ってる」
そう思ってしまう自分を正しいとは思わない。
それでも、感情のあまりの落差に慄き、心は離れていく。
AKBはきっと、今回のことで、そうした枷を永久に自らに課してしまったのだ。
僕にはもう、48グループはこのまま解散しても仕方ないとさえ思える。
僕が守りたかったAKBって、いったい何だったのかなあ…
メンバー? AKBという名前? それともフォーマット?
なにか大事なものがあった筈なんだけれど、それが思い出せない。
