おしえて、なーみん3(ステージ編)
むしろ、なーみん以外の子からめちゃくちゃレスが来る。これはいったいどういう…
おしえて、なーみん!?
…と言いつつ、なーみんはステージの上。自分で考えるしかない。
段々と「からくり」が読めてきた。これ、半分は僕自身に、もう半分は劇場の作りに関わっている。まず、E公演ではたった一人しか見てなかったから…そもそも他の子からレスなんて来るわけもない。来たって気づかない。
この日の公演でも、ぼくはなーみんを見ようとはしていた。ただ、そこにもう半分の理由が関わってきた。それは例の二本柱だ。AKB劇場では、柱の存在によって視界が遮られる。ステージ全体を見通すということが出来ない。
僕の座席からはギリギリ逆サイドまで見られるのだけれど、目の前のステージ1/3が自分の領域、柱向こうの2/3は別の領域というか覗き見るような感じになる。だから、自然と目の前の1/3に目が行くようになる。
そこで、「パフォーマンスが目を惹いたら、推し変したって構いません♪」という「チームB推し」の例の歌詞が意味を持ってくる。この劇場では、そもそも「推し」だけをずっと追いかけるということが出来ないんだ。
パフォーマンス自体もそれに合わせて、正面観の強いパフォーマンスというかな…客席全体を取り込もうとするよりも、とにかく自分が今立っている場所の目の前の客席1/3を取り込もうとする。パフォーマンスそのものが二本の柱によって3分割されている。
ぼくは、AKBがかくも個人主義的なのは、様々な土地から人が流入してくる東京という土地柄のせいかと思っていた。でも、こうした劇場の作りもまた、AKBの文化に影響を与えているんだろう。
つづく