のぉ…(ポーランド戦) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


日本0-1ポーランド

 まあ…なにはともあれ決勝トーナメント行けて良かったな…と。

 6人入れ替えとなった先発ですが、現地の気候が予想以上に厳しかったこと、これまでの試合で選手が消耗していたことなどを考えると、まあ納得できる判断ではあったと思います。

 試合が始まってすぐ、この試合に対する西野監督のイメージが明らかになりました。あれは要は優勝したシーズンの「レスターシステム」ですよね。

 フラットの4-4-2で、前線から岡崎と武藤=ヴァーディのツートップが追い回す。山口=カンテが中盤で拾って、柴崎=ドリンクウォーターが前線にロングパスを入れる。左右は逆ですが、酒井高=オルブライトンが運動量でサイドを制圧し、宇佐美=マフレズがドリブルで切り込む。
 
 それなりに理に適っているやり方でしたし、実際、前半はある程度その狙いが成功していました。ただ、あそこで決めきれないところが、選手の質の違いというか…武藤はヴァーディではないし、宇佐美はマフレズではない…というところで。ただ、武藤とか宇佐美のプレー自体は悪くなかったと思うんですよね。宇佐美は守備も頑張ってましたし、武藤はDFラインへのチェイスが効果的で相手に脅威を与えていました。

 ところが後半、このプランに狂いが生じます。開始直後の岡﨑の負傷交代。このシステムはもともと「岡﨑ありき」のシステムでしたから、彼が居なくなったことでチーム全体の機能性が著しく低下しました。大迫はたしかにボールを収められる選手ですが、岡﨑とはタイプが違うので、このシステムにはいまいちハマリません。僕はなんとなく、ウジョアが入った時のレスターを想像したんですが(^_^;)

 あれだったら、むしろ前線でちょこまか動く香川を入れた方が相手も嫌だったかな…と。

 もうひとつ誤算だったのは、柴崎の疲れ。明らかに、これまでの試合に比べて動きが良くなかった。パスミスもいくつかありましたしね。結果論ですが、早い段階で大島僚太に代えるという選択肢もあったように思います。岡﨑の負傷交代で一枚カードを切らざるを得なかったということが、ここでも響いていました。

 そして…賛否を生んだ終盤のボール回し…まあ、たしかに負けてる状態でのパス回しは批判されても仕方ないです。僕自身、長谷部を入れてパス回しをはじめた瞬間、「いや、勇気を持って攻めろ!」と声を上げたくらいですからな…。

 ただ、結果的に西野さんはこの「賭け」に勝ちました。

 他力本願だったので、自分たちの手で決勝トーナメントを掴むのを放棄して、運を天(コロンビア-セネガル戦の結果)に任せた…ように見えたかも知れませんが、ただあの「賭け」はある程度において勝算のある賭けでもありました。どういうことか。

 あの状況、1-0でリードしていたコロンビアの立場になって考えると分かります。もし、自分たちがセネガルに追いつかれ、また他会場で日本がポーランドに追いつくようなことがあると、勝ち点でコロンビアは3位に落ちてしまいます。ということは、コロンビアはもう無理に攻めに行く必要はない。コロンビアとしても1-0のままで良かったわけです。

 もちろん、セネガルは死ぬ気で点を取りに行きましたが、守備を固めたコロンビアは残り時間を潰していけば良いだけ。実際の試合状況から判断しても、セネガルが点を取れる可能性はあまりないように見えました。だから、あの「賭け」は実際には見た目ほど分の悪いものではなかったのです。

 それにですね…日本からしたらやっぱりレヴァンドフスキが怖すぎましたよ…。攻めに行くのはあまりにリスキーだった。確率としては、むしろ2失点目を喫する可能性の方が高いように見えました。さらに、槙野は一枚イエローをもらっていました。もし彼がもう一枚もらうようなことがあれば、日本はフェアプレーポイントでセネガルを下回ってしまいます。そういうリスクを天秤にかけてのあの判断だったのでしょう。

 決して美しい試合ではありませんでしたが、でも、これもまた、サッカーです。

 今大会では、前回覇者ドイツがグループリーグで敗退し、アルゼンチンも死ぬ思いでようやく決勝トーナメントにたどり着き、マラドーナは喜びすぎて倒れちゃう…W杯の決勝トーナメント進出ってのは、それだけ重いもの。本当に僕らの代表はよく勝ち上がってくれましたよ。それは胸を張っていい。

 次戦はベルギー戦。ここでの鬱憤を糧に…受けた批判を糧にして、全力でぶち当たって欲しいと思います。はっきり言って、今大会のベルギー攻撃陣は大会最強です。ルカクにアザールにデ・ブルイネにメルテンス…身震いするほどのメンバー。彼らと本気で戦える、それは幸せなことです。