劇場版Fate/stay night [Heaven’s Feel] I(4.0) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower」 
 
監督:須藤友徳
 
概要
 ビジュアルノベルゲーム「Fate / stay night」で展開する戦いを、間桐桜の視点で描いた3章から成る劇場版第1弾。魔術師(マスター)と英霊(サーヴァント)による、手にした者の願望をかなえる“聖杯”を巡る戦いが暗躍者たちによってゆがめられていく様子を活写する。アニメーション制作をufotableが手掛け、監督はテレビアニメ「Fate」シリーズのほか『劇場版 空の境界』シリーズなどに携わってきた須藤友徳が担当。ボイスキャストには杉山紀彰、下屋則子、神谷浩史らが名を連ねる。(シネマトゥデイより)
 
感想
 並行世界…というのは、もちろんずっと以前から描かれてきたもの。けれど、fateシリーズを見ていて感じるのは、並行世界を描くことに対するてらいのなさ。並行世界があることが、ごくごく自然なことのような…「え? ありますけど?」くらいのね。
 
 元がゲームだということがこうした想像力に影響を与えているのは確かだろう。見ている僕らにとっても、そうしたゲーム的想像力は(たとえゲームをしていなくても)もはや自然なものになっている。
 
 それぞれのキャラクターも馴染み深い。何度も描かれることで、キャラクターが深まっていく感じもある。ただ、同じもの(の別バージョン)を繰り返し描くことになるから、展開以外の部分で以前の作品との差別化を図る必要もあるんだろう。初期に比べるとキャラデザもかなり変わってきている。まだ多少の古さは感じられるけれどね。
 
 差別化のために今作が力を入れているのは、おそらく、炎や煙などのパーティクル(粒子)の部分。印象的な「雪」や「蟲」も含め、自然現象のシミュレートが全編を通じて描かれている。「お…」と思ったのは、煙や炎などの細かい粒子表現が、セル・ルックのキャラクターに不思議とマッチしているということ。背景もかなり描きこんであるけれど、やはり違和感はない。
 
 ただ、車やキャラクターが3DCGになっているところは、3DCG感まる出しだった。あれ、もう少しなんとかならんかったのか…。とくにランサーを下から煽るシーンは頂けなかった。ゲーム画面? みたいな。ああいうのを見ると萎える。
 
 まあ、その点を割り引いても、それなりに楽しめる出来。次作も観に行こうかなあ…と思えるくらいにはね。
 
☆☆☆☆(4.0)