スパイダーマン:ホームカミング(4.5) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
スパイダーマン:ホームカミング (2017)
SPIDER-MAN: HOMECOMING
 
監督:ジョン・ワッツ
 
概要
 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などのトム・ホランドを主演に迎えたヒーローアクション。血気盛んなスパイダーマンが、突然出現した怪物に戦いを挑む姿を活写する。アイアンマンとして数々のマーベル作品に出演してきたロバート・ダウニー・Jrや、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのマイケル・キートンらが共演。新人ヒーローの成長ぶりに目を見張る。(シネマトゥデイより)
 
 
感想
 話は変わるけどさ…←
 
 アイアンマン=トニー・スタークって面白いよね。ぜんぜん「いい人」じゃないんだ。欲深で、傲岸で、独善的で。そもそも武器商人なんて設定、ふつうは悪役じゃない。それがアベンジャーズにいるところが面白いわけで。
 
 多くの場合、彼の発明や行動は人類のためになるんだけれど、失敗することも多い。それでも懲りずにまた前へと歩みを進める。どこか憎めないのは、彼がぼくら自身の社会を…科学技術に依存する現代社会を体現しているから。この映画も、冒頭から「またお前のせいか!トニー・スターク!」となること請け合いだ。
 
 彼と好対照なのが、もちろん正義感の塊であるキャプテン・アメリカ…なんだけれど、今作のスパイダーマンもある意味では正反対のキャラクターだ。すでに何者かであるトニー・スタークに対して、いまだ何者でもないスパイダーマン。
 
 とにかく、このスパイダーマン=ピーター・パーカーは誰かに認められたくて仕方ないんだ。ちょっとの社交辞令も大マジに受け取るし、いざってときのため、自分が必要とされるときのために、つねに準備している。でも、大人は彼のことをさして重要視していなくて…空回りする。
 
 いまだ誰でもない「中二病」の季節。空回りして失敗して、それでも自分が何者かであることだけは信じていて、誰にも認められない努力をつづける。それは、多くの人がどこかで覚えのある経験かも知れない。だからこそ、彼のことを応援したくなる。見守りたくなる。その眼差しは、やがてトニー・スタークの眼差しと重なっていく。
 
 近年のアベンジャーズシリーズのなかでも、屈指の良作。この友達のキャラもいいよね。
 
☆☆☆☆★(4.5)