今なんだよ | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


 腰を痛めているのに、明日の公演に出ることにした(スタッフは心配したけれど「出る」と言い張った)らしいおくまさん。

 …ねえ。おくまさんらしいとは思いますが…大抵のファンは「無理しないでくれ」と言うでしょうし、ぼく自身、これは「間違っている」と思います。

  プロ意識とはなにか…って話ですが、たとえばサッカーの場合も怪我をおして出場する選手はいますが、それが「良いこと」だとは思わないんですよね。充分なパフォーマンスは出来ないでしょうし、さらに怪我を悪化させてチームにより迷惑をかけてしまうかも知れない…。下手すれば選手生命を棒に振りかねません。

 だから、怪我をおしても出たいなんて言うのはオオバカヤロウなのです。そんなのが褒められるのはアマチュアまでで、プロならば長期的な視野に立って、ちゃんと休養して治すべきなんです。

…本来ならね。

 ただ…「出たい」って言いたい気持ちも分かるんです。あの子はいっつも「今しかないんだ」と言います。ソロコンの時のテーマも「Now or Never」(今しかねえ!)でした。君はいったいどこの林先生だよって話ですが…

 ただでさえ短いアイドル人生、まもなく二十歳を迎え…二十歳越えてアイドルになる人だっているわけでたいした問題じゃない筈なんですが…本人はもう焦りまくっています。「なにをそんなに生き急ぐ必要があるんだ…」と思わなくもないですが…でも、その気持ちは分からなくもないのです。

 ぼくが思い起こすのは、『スラムダンク』の桜木花道です。全国大会の山王戦において背中を負傷してしまった花道。安西監督はしばらく様子を見るのですが、最終的には花道を代えようとします。そこで花道はこう言います。「オヤジ(安西監督)の栄光時代はいつだよ…全日本のときか?」「オレは…オレは今なんだよ!!」


 …花道のこの「断固たる決意」のもとに、監督もマネージャーもチームメイトも引き下がるしかありません。それはやっぱり止められない。人生には、すべてを引き換えにしても無理をすべき時がある。その考え方は分からなくはないというか。結局、その人にとって何がいちばん大事かってのは、その人にしか決められんのですね…。

 「今しかない」おくまさんにとっては、公演に穴を開けてしまうこと、せっかく見に来てくれたお客さん…その人にとっては一生に一度かも知れないその「今」を棒に振らせてしまうことは耐えられんのでしょう。ましてや今回は自身がセンターを務める公演です(まあ、総選挙直前だというのも多少なりともあるのかも知れません。神奈川県大会の決勝グループ海南戦で負傷退場してしまった赤木主将じゃないですが「なぜ今なんだ…!」って)

 まあね…ぼくはこの判断「間違っている」と思いますよ。そういうくまだからスキダ(ゴニョゴニョゴニョ)というのもたしかですが…でもやっぱり、間違っている。現実はマンガじゃないんだから…。ただ、その気持ちも分かる(気がする)から、ぼくは「無理しろ」とも「無理するな」とも言えんのですね…。

  オオバカヤロウなのです。推しに似て。