吉祥天女と少女マンガの実写化について1
2007年の映画『吉祥天女』。言わずと知れた吉田秋生さん原作。映像の雰囲気は良い。まるで柳田裕男さん(ちはやふるの撮影監督)みたい…と思ったら、柳田裕男さんだった←
クライマックスの感じがなんだか東野圭吾みたい…とか、ラストがなんだか『桜の園』みたいとか…この映画のアプローチには色々と言いたいことはあるけれど、やっぱり何よりの問題はキャスト。
鈴木杏はないだろーと。イメージ違いすぎだろと。頑張っているのは分かるし、雰囲気が出ている場面もある。でも、目の表情が致命的に小夜子じゃない。『花とアリス』でいったら、小夜子はむしろ「アリス」(蒼井優)の方だろうと。
な〜んでこういうキャスティングがまかり通るかね。
…と言いつつ…
思うのは、「少女マンガって、なぜだか実写になる傾向あるよね?」ってこと。実写だとキャスティングに不満が出るのはある意味では当然なのに、なぜだか実写化される。
もちろん、少年/青年マンガも実写化されるわけだけれど、それらは大抵アニメ化→実写化という流れを辿る(cf.『進撃の巨人』、『僕街』)。マンガってものが、もともとアニメと同じ絵で出来ているわけだから、これはまあ普通の流れだと思う。
でも、少女マンガって、この『吉祥天女』もそうだけれど、アニメ化を経ないで実写化されるケースが割と見受けられる(『アオハライド』、『ストロボエッジ』etc.)。それって何だろうな…と。
つづく