街は雪化粧。クリスマス・イルミネーション。こんな時、鳥はどこで羽を休めるのだろう。きっと、この街は色んなところに通じている。他所から来た人、他所へ行く人。本屋に行けば、あらゆるところの情報が集まっている。情報端末を開けば、どこへとも繋がることが出来る。ぼくは、旅に出ようと思う。
人は、悲しみを背負って生きている。その重みに耐えかねて誰かに寄りかかる。寄りかかったものが崩れたら、悲しみはまた増えていく。寄りかからないように。倒れてしまわないように。そう願っても、積み重なった悲しみに堪えきれず、気が付けばまた何かに寄りかかる。どこまでも続いていくその連続に耐えられなくなった時、人は、俗世から離れることを選ぶのだろう。
白く白く染まっていく空は、終わりなき営為の色を湛えている。果てなく続くこの道の途中で、庵を結び、ただあるがままにあることを望む。
ねえ。人は、どうして嘘をつくのだろう。