人は、なぜ嘘をつくのだろう
この世界には嘘が多すぎる
誰もかれもが平気で嘘をつく
まるでそれが、自らに与えられた
正当な権利とでもいうかのように
その嘘はいったい誰のため
その嘘はいったい何のため
ブラックボックスにされた言葉は
この世界を濁ったものにしていく
人は言葉を通じて世界を認識する
嘘まみれになった世界のなか
誰もかれもが明日を見通せない
嘘がこの世界を滅ぼしていく
機械は好きだ。嘘をつかないから
動物は好きだ。嘘をつかないから
雨は好きだ。嘘をつかないから
星は好きだ。嘘をつかないから
こんな世界では
ぼくの存在自体が
嘘みたいなもの
ぼくは、人以外のものに
生まれてきたかった