ジュリア・マーガレット・キャメロン展|三菱一号館美術館 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


ジュリア・マーガレット・キャメロン展|三菱一号館美術館

 もともと、彼女の写真は割と好きだ…と思う。この展覧会に足を運ぼうと思うくらいにはね。でも、疲れや体調、精神状態、そんなものが僕の目を曇らせていく。

 彼女の写真の特徴であるブレやボケなどは、当時は技術的に未熟な証と見なされたが、いまでは芸術的な要素と見なされる。そんな言説自体が、もはやクリシェ(ありきたりな文句)だ。

 そしてそれが、東京の一等地にある美術館で展示されているということの皮肉。制度としての美術館に取り込まれた瞬間に、それは本来備えていた前衛性を失う。

 キャメロンとは対照的に「独創性がない」例として展示されていた、同時代の植物図鑑みたいな写真に、僕はむしろ心を奪われる。