臆病者への雑言 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
臆病者への雑言
 
「手倉森JAPANらしくなかった」
 
 敗戦後、指揮官はこう宣った。自らの名をJAPANに被せるこの傲岸さが、この男のすべてを物語っていた。古今東西、代表チームを私兵と化す監督はいる。しかしながら、それで結果が出せなければ、彼はより一層激しく批判されるべきだ。
 
 「らしさ」なる概念に引き摺られ、このチームは自らの手足を自らで縛っていた。レッズで主軸として活躍する関根はロクに試されもせず召集外。その一方でこのチームの10番と7番と1番はJでは控え、9番はレッズからレンタルに出されたJ2の選手。2番に至ってはプロでの試合経験がほとんどない。そんなんで戦えるか。
 
 試合開始の7時間前に到着したというナイジェリアは、その戦い方も規格外だった。圧倒的な身体能力に任せたサッカー。コンディションも悪けりゃ、守備組織もズタボロだった。
 
 でも、日本はそれに輪をかけて「ウブ」だった。下の年代で「世界」を経験してこなかった世代。海外組もわずかにオーストリアの南野だけ。誰を呼ぶことも出来たはずのO.A.枠で呼ばれていたのは国際経験の乏しい選手たちで、ここでもあの糞「らしさ」が足を引っ張っていた。
 
 チームに経験を積ませる筈の協会は、相も変わらずスポンサーやらメディア、代理店にばかり目が向いていてロクに機能せず。結局、徒手空拳で巨人に挑む無力なチームがそこには立っていた。期待されていたキャプテンは、この試合、自らミスを連発。誰一人として、チームに勇気を与えられるヤツはいなかった。
 
 彼らは最初からビビりまくっていた。二人で行ってもボールを奪えない。奪えないもんだからパニクってミスを重ねる。ラインは下がるし、サイドは絞るから、相手にスペースを与えてしまう。ボールを持っても、相手のプレッシャーに慌てて、パスミスを連発する。その姿は、滑稽さを通り越して、むしろ哀れですらあった。
 
 反省することは出来ても、失った勝ち点を取り戻すことは二度と出来ない。