劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』 

2015年日本105分

監督:岸誠二

概要
 Ark Performance によるコミックを基に、近未来を舞台に謎の軍艦隊“霧の艦隊”と人類との戦いを描くテレビアニメの劇場版第2作。“霧”による海洋封鎖について調査すべく北極海へ向かうイ401の艦長である主人公が、大艦隊の襲撃などに行く手を阻まれながらも目的を達成すべく戦う姿を活写する。監督は、テレビシリーズや劇場版第1弾も担当した岸誠二。海上などで展開する迫力満点のバトルも見どころ。(シネマトゥデイより)

感想
 一言、つまらない。ちゃんと映画になってないんじゃない?

 大半はダイジェストだった前作と異なり、完全新作として作られた今度の「アルペジオ」。設定やキャラクターは相変わらず魅力的だし、映像の質も高くて戦闘シーンではテンションが上がる。

 ただ、その間に挟まれたストーリーが、どうしようもない。3人で脚本を書いていて、どうしてこういうことが起こるのだろう。とにかくキャラクターがよく語るし、その内容も平凡でつまらない。

 百歩譲ってそれは仕方ないとしても、物語展開と有機的に絡み合っていかないところが致命的。

 「ひとりひとり自分の意志をもって」…と言っているのに、当のキャラクターは物語の都合に思いっきり従っていたり、「個」って言うけれど、メンタルモデルを持っていない軽巡以下の艦や摩耶の扱いはどうなるんだって全然分からなかったり。

 だから、一見、深いことを言っているように見せて、物凄く底が浅い。
 
 感情移入もしづらい。いきなり出てきた新キャラクター同士の関係性なんて、そんなの入り込めんよ。だから大してカタルシスもないし(それをやりたかったら、ちゃんとTVシリーズの始めから伏線張っておかないと)。それをやったせいでレギュラーメンバーが脇役的な位置に行ってしまっているのも本末転倒で。

 なにを考えてこんな本を書いたの?

☆☆☆(3.0)
物語2.0
配役-
演出3.0
映像4.0
音楽3.5