「鉄血のオルフェンズ」雑感 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
 ガンダムの新シリーズ、「鉄血のオルフェンズ」第1話を見ました。例の『とらドラ』&『あの花』の長井監督、岡田脚本コンビが担当するということで期待していたのですが、その期待に違わぬ出来だったと思います。

 思ったのは、富野的なものと長井&岡田的なものの違い。ガンダムってのは(前作の「Gのレコンギスタ」が典型的なんですが)まず、ある世界を構築して、その世界の中の出来事を切り取っていく、という作りになっているんですね。

 だから、それはある種、報道写真みたいなものだとも言えるかも知れません。ある世界の…とりわけ紛争地の断片を切り取っているという点においてね。それはそれで意味があると思うのですが、それだけ提示されても分かりにくいということもあります。

 報道写真だって、キャプションが付いてなければ、なんのこっちゃさっぱり分かりませんよね。「Gレコ」で起こったことも、まさにそのようなものだったと思えるのです。いくらなんでも、あれは説明不足過ぎました。(いくら無粋でも)各場面にキャプション付けるくらいの方がまだ見れたかも知れません。

 一方、長井&岡田作品の作りってのは、おそらくそうじゃありません。彼らの作品では、まずキャラクターがあって、そうしてキャラクター同士の関係性がある。その関係性によって物語が紡がれていきます。「世界」ってのは、キャラクターを取り巻くいわば環境に過ぎません。

 これは、どちらが良いとかそういう話じゃなく、作りが違うということです。その長井&岡田コンビが、ガンダムでどういう風に見せてくれるのか。興味深いところです。

 一話を見た限り、やはりガンダム的な作りがベースになっているように感じました。勢力間の紛争や、しょっぱなから大勢のキャラクターが登場するところなんかは、いかにもガンダム的。

 ただ、その一方で、ちゃんとドラマをやろうとしているところも垣間見えて、なかなか良いバランスだったように思います。上手くハマれば傑作になるんじゃないか…という予感さえしました。

 違いを感じたのは画作りもそうで。丁寧ではあっても、やや古臭い感のあった「Gレコ」とは異なり、レンズ効果などを多用した画作りで。それにやっぱり、長井さんはカメラの使い方が上手いなって思いますね。ところどころ映画的な画もあったりして、なんかしっかり作ってあるな~…と。

 今期は楽しみな作品がひとつ出来ました(^_^)/