実写版『あの花』を見た。
まあ、なんというか…想像通りというか…実写化すると原作ファンがケチをつけるのは今にはじまったことじゃないけれど、思ったのは実写化それ自体がク◯なんじゃなくて、ク◯が実写化するからク◯になるんだってこと。
う~ん…なんだろうな…なんでそんな感傷的な描き方になるんだと。ただ感傷的に描くんじゃなくて、感情を風に乗せろよと。そうじゃなきゃ、表現として強さを持ったものにはならない(追記:それに、セリフで説明しすぎ!)。
もうひとつ思ったのは、カメラワーク。オリジナルと違って、構図/レイアウトにまるでセンスを感じられない。キャラクターの衣装とか格好とかを寄せていっても、作り方は、これまでのドラマの作り方とまるで同じなんだ。型にはまったカメラワーク。
カメラワークの概念は、実写だろうがアニメだろうが変わらない。むしろアニメの方が制限があるくらいだ。どこの位置にでもカメラを置けるという点では、アニメの方が自由だけれどね。本質的には、変わらない筈なんだ。
でも、その部分にこそ、最も差を感じた。それは、実写かアニメかという問題より、これまでのノウハウにカチコチに固まっているこの業界の…作り手の頭の問題(アニメ制作者は映画やカメラを勉強して、アニメ表現を進化させてきたというのに)。
そんなだから、ただ表面だけを似せて、中身はベルトコンベヤーに乗せて量産されたような代物が出来上がる。それは実写かアニメかという媒体の問題じゃない。単に制作者の質の問題。
その質の問題がもっとも典型的に表れていたのは、役者の演技。声優って演技うまいんだな…ってことを、あらためて実感させられた。そして、アニメではそこにさらに作画の演技が加わるわけだ。
アニメって、絵描きにしろ、声優にしろ、ちゃんとした技術に基づいて作っているということ。明日やれと言われて、すぐやれるようなものじゃない。本来、実写もそうあるべきなんだけれど…色んな諸事情によって、そうなってはいない。そうなってはいない…ということが、問題なのかな。
P.S.
こあみ!!
…出てたね(この文脈で出しちゃうとあれだけれど)。