うつせみ3(アイドルに関する長い話9) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)




そんなこんなで、りおんとさきぽんの握手にも行きたかった。

今回の全握、さきぽんは参加していないから、りおんに行こうと。

S公演の「前のめり」センターも良かったし、ヨシ、それで行こう! と。


同レーンのすーちゃんには…何を言えば良いんだら…。

『ピーターパン』ってまだやってたんだっけ?

っても、見てないから感想も言えんしな…。

ま、何とかなるだろ…。


列車はやがて名古屋に着く。

ここで…あれ?

下調べした場所にコインロッカーがない。

歩いて見つけて…でも空いているのがない。

少し待って、ようやく荷物をしまう。


そうして、あおなみ線へと乗り換える。

なんとSuicaが使える。オドロキ。

あ、ここにもロッカーあったな…。


列車は埠頭へ向けて進んでいく。

港湾沿いの、なかなかそそるロケーション。

だけどカメラはロッカーのなか。


真向かいに、アイドルっぽい子と、そのマネージャーらしきおじさん。

この子も握手に行くのかな…。


金城ふ頭。到着。

港に船。空にはいわし雲。

全握会場はポートメッセなごや。

人の流れがあるからすぐに分かる。


到着…と思いきや、いくつか会場がある。

たしか…第二展示場だったかな。

ガラス張りの通路を右に曲がると、巨大な体育館のような空間。


会場の入り口で、手荷物検査をしている。

手ぶらのボクは、スイっと入り口を抜ける。

そこは…人の渦だった。


どこがどうなっているのかもよく分からない。

どうやら向かって右側にレーンが並んでいるらしい。

手近な掲示板でりおんレーンを確認。

9レーン。


9…9…9…と、。

あれ?

看板が7、8…とあって……11レーン。

間に、なぜだか「ゆあたん」(支配人)の看板。

…?…?…?…?…?


もういちど掲示版を見てみる。

レーンの握手時間は14:00までだけれど、

受付時間はその30分前まで…と。

いまは…13:40。


またしてもボクは…。

ロッカーを探していたあの時間が致命的だったんだ。

きっと、受付終了時間なんて知っていて当たり前。

りおんには縁がないとか、そういう問題じゃない。


14:30からミニライブ。

それまですることがない。


ボーッとレーンの方を眺める。

あ、あれ…はるたむだ…。

ボクが見たはじめてのSKEメン。


さらに奥の方では…あ、あれ阿弥ちゃんかな…。

手を握ったまま机の端まで動いてお見送りしてる。

さすがやな。


遥か彼方の1番にひょんさんレーン。

雲霞のごとき人の群れ。

ひょんさんレーンは14:30までだから、

まだ受付は終了していない筈だった。

でも…あれだけの数を14:30までに捌けるわけがない。

どこかで打ち切られるんだろうな…。

ただでさえ迷路のような会場。

ボクはここで諦めた。

(あの時並んでいたら…どうだったろう)


何をするでもなく、ただボーッと突っ立っている時間。

みんな、毎回こんなムダな…(って語弊があるな)

手持ち無沙汰な時間を過ごしているんかな…。

でも、そうした時間があるからこそ、

握手の一瞬がより眩しく輝くのかも知れない。

そんなことを、ボンヤリと考える。


どこを見ても人、人、人。人の波。

ライブビューイングなどで、これまでにもSKEファンは見てきたけれど、

イメージと違って、ヲタヲタしいタイプ(それがどういう意味にせよ)ばかりじゃない。


女の子も割と居るし、男ファンの格好も…なんと言うか…

オシャレ…と言うよりは、気合いの入った格好と言うのかな。

そう…気合いを入れた初デートの格好みたいな。そんな人も割と見かける。

考えてみれば、そりゃあそうだろうな…って。

それがどういう感情にしろ、「好きな子」に会いに来てるんだから。


ボクは天井を眺める。

屋根を支えているあの鉄筋。

あれに座りたいと切に願う。

地上に舞い降りた天使だか悪魔のように、

あそこに座って会場を眺めるんだ。


たぶん、ボクの意識って常にそういう感じで、

まるで観察者のように、俯瞰的視点に居ようとする。

人と同じところに居ることが、耐えられないんだ。


ボクはいったい、ここで何をしているんだろう。


つづく