アイドルドラマ・映画に関するetc 5(あまちゃん2) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


 まだまだ、『あまちゃん』を見ています。

 …ゆいちゃんがグレちゃった~(;_:)

 まあ、そんなことを言いつつも…

1.
 前回と今回の間に、なんでああいう記事をはさんだかって、そりゃあ言うまでもありません…が、言わなきゃ分からんですよね。

 連日のように出てくる記事。いま、明らかに能年ちゃんに対する逆風が吹いていて。それが実際どういうことなのか、ボクには分かりません。分かりませんが、なんだかイヤ~な感じがする。

 ただ、ボクは能年ちゃんが実際どういう子だろうが、ほとんど気にならないんですよね。『あまちゃん』は『あまちゃん』として、普通に楽しく見ることができる。

 それは能年ちゃんに限った話じゃなくて、たとえばヒロスエとかエリカ様とか上野樹里ちゃんとか…ボクはそういうの(本人がどういう人か)気にならないんです。女優なんて少しくらい変わってた方が面白いとさえ思えます。

 それがなぜなのか…と考えると、ボクはたぶん、彼女たちを役の側で見ているんだと思うのです。作品の側を見ているというかな…たとえばカラヴァッジョがどういう人間であろうが、彼の描いた絵は素晴らしい…って、そういう感覚に近い。

 一方、ボクは、アイドルには「これしちゃいけません、あれしちゃいけません」…と言うわけですよね。それは、アイドルの場合、作品よりも人の側を、役よりもアイドルの側で見ているってことなのでしょう。

 そういうことに対して、彼女たちが息苦しさを感じるであろうことは理解できます。女優は自由(に見える)なのに、なぜ自分たちは…とね。

 ただ…それでも悪いことばかりではないな…ともボクは思うのです。なぜなら、アイドルというのは、あくまでアイドルの側に焦点があるので、ファンとの結びつきがより直接的なんですよね。あの作品のあの子…ではなく、ダイレクトにあの子のファンというね。

 それがどういう意味を持つか…。

2.
 たとえば、『あまちゃん』の能年ちゃんが好きな人…というのは、つまり、天野アキちゃんが好きだってことになりますよね。しかし、アキちゃんと実際の能年ちゃんが異なるキャラクターに見えてしまったら…アキちゃんは好きでも、実際の能年ちゃんはそうでもない…ということに成り兼ねないのではないでしょうか。

 さらに言えば、そのようにアキちゃんと能年ちゃんを切り離すことこそが…まあいいや。ドラマのキャラクターの側で見られているからこそ、そこのギャップを狙われたら弱いという話です。

 だっていま、能年ちゃんがこれだけ苦境に陥っているのに、あの20%の視聴者たちはどこへ行ったんですか。ドラマの中で、けなげに頑張るアキちゃんの姿に励まされ、時に涙し、声援を送り、彼女たちを取り巻く理不尽な大人たちに憤慨していた視聴者は、いまいったい何をしているんですか。「自業自得だ」と言わんばかりじゃないですか。

 それはつまり、彼/彼女らはアキちゃんを応援していたのであって、能年ちゃん自身を応援していたわけじゃなかったということでしょう(もちろん、いまでも能年ちゃんを応援し続けている人も多いでしょうが)。

 その点、アイドルならば、もともとアイドルの側で見られているので、そうしたギャップは生じにくい筈です(…まあ、アイドルであること自体を演じている子もいるんで…なんとも言えんところもありますが)。

 ボクらドルヲタはたしかに、アイドルに対して色々と「規制」を設けたがります。それがうっとうしいこともあるでしょう。でも、ボクらはそれを守ってくれる子を(ウチの子を)見捨てたりはしませんし、芸能界のしがらみとも無縁です。ですから、彼女たちは、その力を芸能界のパワーバランスに抗って生き抜いていくために利用出来る筈なのです。

 もちろん、その構図自体は、芸能界の古くさいしきたりやしがらみと同じじゃないか…という気もします。「裏切り」に対して厳しいのはボクらも同じですから。

 でもですね…唯一にして最大の違いは、こちら(ドルヲタの判断)は開かれているってことですよ。黴の生えた密室で何かが決められるようなジメジメした閉鎖的な世界とは…違うんです。

 (…それとも違わないのかな…)

(追記:それに結局、アイドルには年齢制限があって、セカンドキャリアを考えたら彼女たちはボクらではなく、芸能界の方に頼らざるを得ない…そうしてその力は依然として温存され、その一方で、こうして理不尽に潰される子はあとを絶たない…)

 う~ん…『あまちゃん』でこんなことを書きたかったわけじゃないんだけどな…

 ドラマの中でも、芸能界のあれこれが描かれているわけですが、でもそれはドラマ的にちゃんと回収できる形になっていて…それに対する現実世界のあれこれってのが…なんだかな…

 …

 モニターの中では、ただひとりのなまった女の子が、キラキラと目を輝かせています。