ゴーン・ガール(4.0) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
ゴーン・ガール 
GONE GIRL
 
2014年アメリカ、149分
 
監督:デヴィッド・フィンチャー
 
主演:ベン・アフレック
 
概要
 結婚5周年に突如姿を消した妻を捜す男が警察の捜査やメディア報道に追い込まれ、さらに妻殺害の疑いを掛けられてしまう物語を描くスリラー。アメリカの女性作家ギリアン・フリンのベストセラーをベースに、理想の夫婦が抱える秘密を暴く。監督は、『ソーシャル・ネットワーク』などの鬼才デヴィッド・フィンチャー。主演はオスカー受賞作『アルゴ』など監督業でも活躍するベン・アフレック、妻には『アウトロー』などのロザムンド・パイクがふんする。(シネマトゥデイより)
 
感想
 『プリズナーズ』を彷彿とさせるようなサスペンスかと思わせておいて、実はそうじゃない。謎解きは前半の内に解けてしまうし、カンの良い人(あるいはサスペンス慣れしている人)ならば、序盤の内に真相に気づいてしまうだろう。
 
 この映画が本当に面白くなるのはそこからだ。何度かこれでオチか…と思わせておいて、そのたびに、そこからさらに展開していくんだ。2時間半という長い映画、何度か変化していく様相に、そのつど柔軟に頭を調節して付いてこられるかどうか。そこがこの映画を楽しめるかどうかの分かれ目。
 
 映画上映後、「しっつこい映画!」と憤っていた婦人を見かけた。サスペンスという当初の印象のまま頭を固定していると、きっと詰まらなく感じられてしまうだろう。
 
 知的バトルの映画であり、マスコミやそれに踊らされる人々…あるいは愛をテーマにした過去の作品をシニカルにあざ笑う映画*であり、またそうして夫婦とは何かを問いかける映画でもある。この映画では、むしろ鑑賞者自身の引き出しが試されるのかも知れない。
 (*下の予告編を見ても分かるように、明らかにパロディらしき場面が見られる)
 
 ボクはデヴィッド・フィンチャー苦手だし、これもある意味では怖い映画だったけれど、そんなにイヤな気分にはならなかったな…。この映画はどこか、すごく割り切ったところがある。それがボクには心地よい。
 
 ☆☆☆☆(4.0)