幸村の選択? | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


 「英雄たちの選択 真田幸村」という番組をチラッと見ました。大坂夏の陣の際、1.大坂城を退去、2.恭順策を進言、3.家康と決戦、幸村にとってベストな選択とはなんだったろうか、という問いが出ていました。

 評論家の宮崎哲弥さんの答えは2.。なぜならば、豊臣家を存続させること、秀頼を生き残すことが目的だから。なんか、これっていかにも現代的な思想だな~って。その当時の価値観ってものを考慮しないと。ある女性パネラーの方が「家名」ということをしきりに仰っていたのですが、そうした視点の方がよほど現実味があります。

 それに、当時の大坂城において、そのような目的では一致しえないでしょう。これが加藤清正のような豊臣家子飼いの武将たちならばいざしらず、大坂城に集まったのは、その多くが最後の「敗者復活戦」に賭けた人々だったのですから。だから戦うしかないんですよ。

 豊臣家の目的=豊臣秀頼や淀君の目的が幸村の目的と完全に一致すると考える方がおかしい。そのような統一的な戦略目的など、総力戦が当たり前になった近代的国家観の産物に過ぎませんよ。