「SKEとイジメに関するetc」
1.
以前、AKBで「イジメ」が話題になりましたが、今度は足元のSKEで(いわゆる)「イジメ問題」が話題になっています。
以前の時には、ボクは全面的に擁護に回りました。あの時は完全に悪意のあるgifが何の文脈もないままバラ撒かれたので、あれが振り付けの一部だということすら知らない人が多かったですから、文脈を提供する必要があると感じたのです。
今回に関しては、それとは状況が違うので静観しようと思っていました。特にボクは(今回「いじめられた」とされている)ドラフト生に関してはニュートラル(中立)な立場ではない(後述)ので、あまり何かを言うべきではないとも感じていましたし。
ただ、この話題は各まとめサイトで大きく取り上げられていますし、色んな人が色んなことを言うので、ボクの考えをまとめておこうと思います。
2.ボクの立場
まずはじめに、今回の件に関して、ボクの立場はニュートラル(中立)ではありえないということを述べておかなくてはなりません。
ひとつには、ドラフト制度にボクがきわめて批判的だからです。これによって研究生が著しい不利益を被ってしまった。したがってボクは研究生に同情的です(もともと6期生びいきだということもあります)。
もちろん、ドラフト生自身に罪があるわけじゃありません。個々については、ちゃんと是々非々で評価してあげなければならないとは思っていて、良いと思ったところはきちんと褒めてあげようと意識してはいます。特に今回の登場人物である惣田ちゃん(惣田紗莉渚)はドラフト当初からボクが高く評価してきた子でした(1.2.3.4)。
とは言え、すでに研究生に不利益が生じている現状において、すべてをフラットに扱うということは、それ自体がその格差を肯定してしまうということになってしまいますから、難しい部分はあります。アファーマティブ・アクション(積極的格差是正)というわけではないですが、かなり意識的に研究生に肩入れしている部分はあるのです。
したがって、今回は研究生は絡んでないとは言え、ボクはそもそもドラフト生に対して心情的にニュートラルな立場ではありえないのです(おそらく、より厳しい目を向けている側面はどこかに必ずあるのです)。
他方、今回の問題に関わってくるスタベン制度に関しては、ボクはドラフト制度ほど否定的ではありません(詳細は以前書いた記事に譲りますが)良い面も悪い面もあると思っています。
スタベン制度の犠牲者(というか何というか)である、もうひとりの当事者りぃちゃん(阿比留李帆)に関しても、ボクは愛憎半ばって感じですかね(^_^;)
茶髪騒動の時にも書きましたが、考え方はかなり違います。だけど、なんだか憎めないところがあって…見た目どう見てもギャルなのに、妙に熱いところがあったりね。気が付けば、(ぐぐたすの+1で決めた)今年のボク的選抜16名にもちゃっかり入ってました。
この文章の調子で分かると思いますが、ボクのなかで、りぃちゃんは、なにかそういう扱いの子です。したがって、ボクはりぃちゃんに対してもニュートラルな立場ではありえないでしょう。
ここまで長々とボク自身のことを書いてきたのは、こういう問題を議論する時には、自らの立場を明確にしないと無意味だと思えるからです。良くあるように、自分の意見とは異なる意見をすべてアンチや他ヲタのものとしてしまうような言説は、建設的なものだとはボクには思えません。
3.「イジメ」
さて、前置きが長くなりました。本題に入りましょう。
まず、問題となるのは、今回の件が「イジメ」と呼べるようなものだったのか、ということです。
ひとつ指摘しておかなければならないのは、今回の件をもって、それが普段から行われているとするのは早計だということです。今回の件は今回の件としてそれのみで処理されるべきであり、2つの議論(1.今回の件がイジメに相当するものだったのか、2.普段からそうした行為が行われているのか)は、きちんと分けなければなりません。
ボクは今回、2.の議論は問題にしません。ボクらは普段から見ているわけではありませんからね。したがって、ここで議論できるのは1.の方のみです。
ここで今さらですが、なにが起こったかを手短に説明しなくてはならないでしょう。
6/21、K2夜公演の8人MCにおいて、どっちが良いかメンバーが2つに分かれるというゲームが行われました。そこでりぃちゃんは、「彼女にするなら李帆(りぃちゃん)が良いか、惣田ちゃんが良いか」という問いを出したのです。
これはいかにも、りぃちゃんらしい問いだとボクは思います。先日まで所属していたSの公演でも良くやっていたような問いです。そして、大抵の場合、メンバーや会場はりぃちゃんとは逆の方に動きます(上でも言ったように、そういう扱いの子ですからね)。「こんな会場が一体になることってある?」、大抵、そんな感じでオチがつきます。
ところが、問題になったK2公演のMCでは、なぜか、メンバーみんながりぃちゃんの方に行ってしまった(文脈として、この日はゆかぴの体調不良で15人公演になるところを、本来出演予定じゃなかったりぃちゃんが駆け付けて救ったということも押さえておく必要があるかも知れません)。
(迷っていたちょきんちゃん[山田みずほ]も、あんにゃ[石田安奈]がりぃちゃん派に引っ張り)こうして、「惣田派」は惣田ちゃんひとりになってしまい、惣田ちゃんはそのMCが終わったあとも泣きそうな顔をしてその後の公演を続けた…というのが事の顛末になります。
もうひとつ重要な要素として語られるのが、本来「ラムネの飲み方」公演のオリメンであったりぃちゃんが組閣後はスタベン扱いになっており、一方、惣田ちゃんはスタメンで入っているということがあります。これが「イジメ」の動機として語られるわけです。
さて、「苛め」について、広辞苑(第6版)では次のように定義しています。
いじめること。弱い立場の人に言葉・暴力・無視・仲間外れなどにより精神的・身体的苦痛を加えること。
ここで注目すべきなのは、ここには意図性の問題は含まれてはいないということです。弱い立場のものに、何らかの手段で精神的苦痛を与えたのならば、それは苛めであると書いてある。
だから、そもそもいじめる積もりであったかどうかは(いじめがあったかどうかの議論には)関係ないんですね。だから、動機云々も関係ないんです。問題は(いじめられたとされた側が)精神的苦痛を与えられたか否かの一点にしぼられます。
今回の件を思い起こすならば、残念ながら、それは「苛め」と呼ばれる側面があったということは否定できません。いちばん後輩のメンバー(弱い立場の人)である惣田ちゃんが、たとえネタであるにせよ仲間外れにされ、傷ついてしまったわけですからね(惣田ちゃんが傷ついたというのは、その表情や各種投稿から明らかだとボクは思っています)。
ボクは、それは認めなければならないと思います。どんな意図であったにせよ、結果的に「イジメ」と捉えられても仕方ないような状況を作ってしまった。それは反省しなければなりません。
4.「ネタ」
一方、たとえば、これが逆にやられた方がりぃちゃんであったならば、イジメにはなっていなかったであろうことも確かなんです。その辺が難しいところではあるのです。それは、りぃちゃんが2期という比較的に強い立場だということもありますし、(上で述べたような)キャラクターの問題もあるんですよね。
あるいは、もっと分かりやすいのは、こあちゃん(小林亜実)の例かも知れません。かつてのこあちゃんは、(ファンから)「怖い」って言われることに傷ついていました。ボクらはこあちゃん大好きだから、「こあみ怖い」と言っていたのですが、本人が傷ついてしまうのならば、それはやっぱり言うべきじゃないんです。
だけど、いつからか(K2移籍後かな…)こあちゃんは、「怖い」って言われることをも、ネタとして昇華できるようになりました。今では、MCなどのネタとしてメンバーが、「こあみ怖い」といじるようになっていますが、それはイジメには見えないんです。それは、こあちゃんが、ちゃんとネタとして受け取ってくれているのが分かるからですよね。
言い換えれば、たとえ同じことを言ったとしても、昔だったらイジメになってしまったかも知れないけれど、今だったらイジメにならない。そういうこともあるわけです。そこへいくと、惣田ちゃんは、まだ芸能界に入って間もない子です。そうしたイジリをネタとして受け止める準備ができていない部分はたしかにあるのでしょう。
そこにズレがあった…ということは否定できません。ちゅり(高柳明音)が「心のすれ違い」と言っていましたが、まさにそういうことなんだと思いますし、そういう意味では、あんにゃが言っていることも、(そのMCに参加していた当人が言うべきではないということを除けば)あながち間違いではないでしょう。
ただ、実際に傷ついてしまったのならば、それはやっぱりするべきことじゃなかったんですよね。まだ惣田ちゃんが慣れていないだけかも知れない。でも、世の中には色んなタイプが居ます。ネタとして受け止められる子、そうでない子、こあちゃんのように意識改革ができる子、そうでない子。
その辺はちゃんと相手を見極めてやる必要があるんだと思いますし、お互いの信頼関係というのも大事になってきます。
その部分が、今回のMCには決定的に欠けていたと思います。打ち合わせが足りなかったってのもあるでしょうし、相手の心を察して臨機応変に対処するスキルや配慮にも欠けていました(それは、りぃちゃんに限らず、そのMCに参加していたメンバーみんなに言えることです)。そういう点はちゃんと見直していく必要があるんでしょう。
大体、惣田ちゃんって、そもそもそういうキャラじゃないでしょ。りぃちゃんじゃないんだからさ(* ̄艸 ̄)
了