「役者になる日」
多くの子が、役者になったら役者の論理でやらなければならないと思っている。もちろん、そういう側面はあるんだろう。でも、ボクは必ずしもそればかりだとは思っていない (「演技の基礎が必要だ」なんてのは、大前提であって、いまさら言うまでもない)。
問題は、「どうやって役者になるか」じゃなくて、「どうやって役者として戦っていくか」なんだ。
舞台出身の役者には、舞台出身の役者としての戦い方がある(たとえば、アドリブが得意なことや声の通りが良いことがその武器になる)。スタント出身の役者ならば、またそれなりの戦い方がある(それはたとえば、アクションや立ち回りになる)。
つまり、ここでの問いは次のようなものになる。すなわち、役者として他の人にはない武器はなんだろう。言い換えれば、これまで築いてきた自らの財産はなんだろう。これまでどうやって戦ってきたのだろう。
自ずと答えは出ているんだ。
アイドル出身の役者にとっては、アイドルであった(あるいはアイドルである)…ということが最大の武器になる(たとえば、自らのイメージのコントロールすること。ファンとの結びつきが強いこと)。その誇りを持って戦え…とボクはいつも思っている。
それをどう役者の武器に応用していくか、それはそのあとに考えるべき問題だ。