万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-(3.0) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』
 
2014年日本、119分。
 
監督:佐藤信介
 
主演:綾瀬はるか
 
概要
 綾瀬はるかと松坂桃李が共演を果たし、松岡圭祐原作のベストセラーミステリー「万能鑑定士Q」シリーズを映画化した本格ミステリー。「万能鑑定士Qの事件簿IX」を基に、天才的な鑑定眼を持つヒロインが世界的傑作絵画モナ・リザに隠された謎に迫る姿を描く。『ノルウェイの森』『ミツコ感覚』などの初音映莉子や、『くじけないで』などの橋本じゅんらが共演。邦画初となるルーヴル美術館での撮影映像はもとより、衝撃の展開に圧倒される。(Yahoo!映画より)
 
感想
 最初の15秒でイヤな予感がする。見切り早すぎかも知れないけれど、そう思えてしまうんだから仕方ない。村杉蝉之介さん、ヘタな役者さんではない筈なのに、セリフが自然に聞こえてこない。演出か脚本に問題があるということ。その不安は第2場面ではすでに確信に変わっていた。
 
 なにが悪いか。まず演出のリズムが悪い。演技のつけかたがおかしい。
 
 だけど、この作品で何よりまずいのはカメラワーク(撮影監督)。どうしてそんなにヌルイ構図で撮れるんだ。構図がヌルイから画面が引き締まらず、余計に退屈に感じてしまう。その上、劇中で「芸術がどう」とか言っているから、なおさら滑稽だ。まずは自分の画面を鑑定してもらえ…とか言いたくなってしまった。
 
 そのクセ、いっちょまえに流行のアナモルフィック・レンズフレアとかを用いている。だけど、それを使ったからといって、誰でもJ.J.エイブラムスみたいな画面が撮れるわけじゃない。これはもう単純にセンスの問題。大体、ああいうエフェクトを使っておきながら、なおかつ画面が「もたない」ってどんなレベルだと。
 
 ボクは前から不思議に思っている。どうして日本では、こうもセンスのない人間が映画を撮れてしまうのだろう。センスがないなら、せめて(主題が近い)『ダヴィンチ・コード』でも100回くらい見返して勉強してください。
 
 おそらく、原作は面白いのだと思う。ストーリー展開的には引き込まれるところもある。「あれ?」と思った部分もちゃんと後で回収してくれるし。
 
 まあ、「≪モナ・リザ≫を守る学芸員」ってなんだよ…とかツッコみたいところも結構あるけれどね(学芸員ってのもあまり理解されてない職業だよね)。ラストのあれは…誰でも分かるだろう(笑)
 
☆☆☆(3.0)