回れ右。
久々にS公演を見て感じたこと。
なんだかエライ遠いな~って。いつのまにだか、エライ遠くに感じるようになってしまった。佐江ちゃんは「こちら側は一致(団結)しているので…」という趣旨のことを言っていたけれど、ボクはまさにそれが気になっているわけで…結果だけが既にそこあってファンは「それを受け入れろ」と言われているような、あるいは「受け入れるか受け入れないか」2択を迫られているような、そんな気分になった。ここにはカタルシスがない。物語、あるいは過程がないと言ってもいいけれど。例の一件以来、ボクにとって「受け入れる」ことと「受け入れない」こととの間は、清水の舞台くらいの段差になってしまった。そこから降りるには、映画などで、当初は受け入れられなかった主人公が、揉め事があったり邂逅があったりして、なんらかの物語を経て受け入れられるように、なんらかの過程(階段)を設けてくれないとどうしようもない。最初から結末だけ提示されたとしたら、共に歩いている気がまるでしないんだ。まあ、そもそも例の一件に触れてはいけないのだから、そもそも物語になど成りようがないわけだ。
清水の舞台から何の階段もなしに飛び降りるには、よほどの忠誠心がなきゃムリだろう。推しメンがいる人ならば良いかも知れない。SKEに忠誠を誓った人ならば良いかも知れない。でも、DDである今のボクには推しメンが居ないし、昔から応援してきたとは言え、もともとがAKBヲタだったボクには、もともとの忠誠の対象がAKBであったボクには、SKEに忠誠を誓う「必然性」がない。なぜボクがAKBからSKEに移ってきたか。それは取りも直さず「推し」に裏切られたからだ。そうしてタレント化したAKBに愛想を尽かし、いまだ「体育会系」で全力でアイドルしているSKEに移ってきたというのがボクの動機だった。それはボクがSKEヲタになる「必然性」だったと言ってもいい。
でも、その「必然性」はメンバーの犠牲によって成り立っていた。この「体育会系」はホントにメンバーに望まれているものなのだろうか。メンバーはホントに誇りを持ってやっているのだろうか。SKEで茶髪問題が騒がれたのは、似合うとか似合わないとか以前に、「それが良い」と思ってファンが…ボクが支持してきたもの対して、メンバーの側から「そんなのは自分たちは嫌で仕方なかった」という「メッセージ」が発せられたからではないのか。ボクが辞めた子たちをもう見たくもないのは、「自分たちはアイドルなんて嫌で嫌で仕方なかった」と言われるのが怖くてたまらないからだ。ボクたちが…いやボクが愛してきたものは一体なんだったんだ、そう思えてしまうのが怖いからだ。メンバー自身が誇りを持てないものに、どうしてファンが誇りを持てるだろう。こうしてボクの「必然性」は失われた。卒業生たちが何をしようが勝手だけれど、「夢」を語るには、それだけの資格がいる。それは、しゃわこだけが確かに知っていたこと。SKEは「夢」という言葉を汚し過ぎたんだ。フラッグをなんとか支えようとしている僅かな人は居ても、彼女たちは心身ともにボロボロになっていく。ボクにはそれを支えられるだけの力はない。彼女たちが傷ついていくその姿を、ぼくはただ見ているしかない。こうしてボクの「必然性」は喪われた。もはや変容は止められない。でも、それについていくには階段/物語が必要だ。それも無しに清水の舞台から飛び降りるほどの「必然性」は、今のボクにはない。
「必然性」を自らの内に持っていなかったボクは、SKEヲタであることの「必然性」をずっと探していた。名古屋との縁の話などはまさにその一例だ。だけど、大組閣以後、なぜボクが、変容してしまったSKEを、チームSを応援しなきゃいけないか、という理由をちゃんと語ってくれた人はいなかった。頑張っている子なら他のグループにも居るし、可愛い子だっていくらでもいる。ではなぜボクがSKEを、チームSを応援しなきゃいけないのか。その「必然性」を。6期生の存在は「必然性」になりえたかもしれない。ボクにとってSKEでの初めての「ウチの子」だったからだ。だけど、それもボロボロにされてしまった。それに、チームSを見ないという決断をしたことで、ボク自身が6期生の物語からも目を背けることになってしまったんだ。先日、りおんの記事を書いたけれど、それもあまり良い記事にならなかった。目を背けてしまったのだから当然だ。最後のそれ(必然性)は、ボク自身が壊してしまったんだ。
「必然性」を喪ってしまったボクは、「必然的」にAKBに還っていく。もともとがAKBヲタだったボクにとってはそれが自然なんだ。AKBでは1期生から15期生まで、みんな「ウチの子」なんだから。みぃはたしかに問題を起こしたけれども、髪を切る&研究生への降格によって階段(物語)を作った。それによって、ボクは彼女の過ちを受け入れることが出来た。実際、すでに2月2日(スキャンダル発覚の翌々日)には、ボクは「AKBでやっていく彼女を応援する」と書いている。戻るための障壁はそもそもなかったんだ。AKBメンバーはメディア露出が多いからテレビで見て楽しめる機会も多いし、なにより、若手に卒業の心配が少ないから、安心して応援できるのは大きい。ボクは還っていく。ボクは還っていくんだ。
先日、卒業していくは~ちゃんの生誕祭を見た。「ああ…は~ちゃんのファンは幸せだな~」と思えた。うん…なんか素直にそう思えたんだ。
久々にS公演を見て感じたこと。…ボクには何も語る資格がない。