つながり(2)
ボクが小さい頃に大好きだった「ニルスのふしぎな旅」に押井さんが関わっていたという話。
思えば、色んなことが繋がっていく。押井さんの大学時代の後輩である金子修介監督は、ボクがもっとも好きな邦画監督のひとりだ。とくに彼の撮った『平成ガメラシリーズ』は素晴らしい。まあ、金子監督自体は実写監督としての押井さんを評価していないらしいんだけどね。
一方、押井さんを尊敬している本広克行監督は、『踊る大捜査線』の演出に押井演出をふんだんに取り入れている。『踊る』映画の冒頭は、汽笛だかサイレンだかの音が印象的だけど、あれなんて明らかに押井さんの『ビューティフル・ドリーマー』へのオマージュだ。じつは本広さん本人が、「『踊る』はパトレイバーを意識して作った」*と言っていたりする。
*だから、その後は『踊る大捜査線』の湾岸署のイメージは、僕の中ではすっかり『パトレイバー』の特車二課となっていた。湾岸署の舞台を決めるロケハンでもスタッフに劇場版『パトレイバー』のビデオを見せて「このイメージだから、こんな場所を探してくれ」とお願いしたくらいだ。
ボクはもともと、真下ユースケが見たくて『踊る』を見ていた。と言うより、ユースケが出演すると聞いたから見始めたんだ。ボクはユースケの番組だけは『アジアンビート』の頃からず~っと見続けている。学校に行くこともなく深夜に起きていたボクにとって、ユースケの番組というのは、なにか唯一のとても大事なものだった。今でもボクがアジア好きなのは『アジアンビート』の影響が大きい。
そしてまた、本広監督と言えば、『サマータイムマシン・ブルース』も思い浮かぶ。『サマータイムマシン・ブルース』は劇団ヨーロッパ企画の傑作舞台を映画化した作品だ。『曲がれスプーン』も後に本広さんによって映画化されている。どちらもボクが大好きな作品だ。ボクはヨーロッパ企画が大好きで、本公演のDVDはすべて持っていたりする(映画『サマータイムマシン・ブルース』についてもレポートを書いたことがある)。
ヨーロッパ企画を主宰する上田誠さんはボクと同世代で、何か近しいものを感じる。見てきたものが同じって感覚、同じ時代を生きてきたという感覚だ。その上田さんが脚本を手がけた『四畳半神話大系』にも、ボクは修論でチラッとだけ触れた。ホントにチラッとだけどね。
そう言えば、この前、れなひょん(松井玲奈)が『四畳半神話大系』をまた見ているって書いていたっけ…。
振り返ってみると、ボクがアイドル好きになったのには、1999年代末から2000年代初頭にかけての、数々の優れた深夜アイドルドラマの存在がある。その内のもっとも重要な作品のひとつが『秘密倶楽部o-daiba.com』だ。今でも活躍する彼女たちを見かけると、なにか昔の同志に再会したような気分がして、とても嬉しくなる。栗山千明さんはその代表格だ。まあ、この前の『ケルベロス』では、ちと厳しいことを書いたけどね。
「まぁ」こと松本まりかさんも、その「リアルシスターズ」のひとりで、栗山さんや宮崎あおいさん、ベッキーさん(「ベッキーさん」ってのは、なぜだか違和感あるな笑)ほどの知名度は無いものの、息の長い活躍を続けている。その「まぁ」は、以前、ヨーロッパ企画の上田誠さんが脚本・演出を手がけた舞台に出ていた。『昭和島ウォーカー』。これもなかなか面白い舞台だった。
そしてまた、「まぁ」は、れなひょんの事務所の先輩でもあって、れなひょんが時々、彼女のことを書いてくると、ボクはなんだか、とてもホッとした暖かい気持ちにさせられる。
れなひょんは、もちろんSKEだ。ボクは彼女たちを見ていると、「頑張ろう」って気にさせられる…まあ、辛いこともたくさんあるんだけどね(苦笑)。尾張名古屋のSKE。ボクと名古屋のほんの少しだけ不思議な縁は、以前にもチラッと書いた。SKE48、名古屋グランパス、織田信長…それぞれ何の関連もなく好きになったものが、名古屋という一点で繋がっていたんだ。
最近、じつは色んなことが繋がっているんだということに気付くようになった。なにかこうした繋がり…それは実際的な人間関係という意味ではないんだけど…そうした繋がりは、時々、ボクを助け、あるいは導いてくれる。
P.S.
そういや、『踊る』と言えば、『踊る2』のスリ一家の娘、里佳子ちゃん役のみ~おん(向井地美音)はAKB48に入って、ボクの大好きな優子の「ヘビロテ」後継者に指名された。