つながり(1)
先日、ふとテレビをつけると、『キテレツ大百科』が放送されていた。「懐かしな~」なんて思いながら何となく見ていると、そのまま『スプーンおばさん』が始まった。すると母が、ボクが小さい頃、『スプーンおばさん』が大好きだったと言う。まあ、ボクはおぼろげにしか覚えていなかったんだけどね。
だけど、何よりも好きだったのは「ニルス」だと、また母は言う。ボクが空に…あるいは空を飛ぶことに惹かれるのは、「ニルス」の影響なんじゃないかと。ニルス…? なんか覚えている…ような気もする。とにかくメチャクチャ好きだったんだと母は力説している。
…ってか、それ、このあと始まるんじゃないか…と思っていたら、案の定、始まった。『ニルスのふしぎな旅』。どうやら、もともと『スプーンおばさん』とセットで放送されることが多いものらしい。
なにか覚えているものはあるかな~と思って見ていると、オープニングクレジットで見覚えのある名前を見かける。鳥海永行さん…って、たしか押井さんの師匠じゃなかったっけ?
検索、検索…
やっぱし…と言うか、この作品、思いっきし押井さん関わってるじゃん…(たまたま、見た回が押井さんの回ではなかっただけで)何話も担当しているし、手元の押井さんBookで調べてみると、「あの作品で演出を学んだ」* とか言っている。なんと、『パトレイバー』からだと思っていたボクの押井さん歴は、じつは『ニルスのふしぎな旅』からだったんだ。
一歳とか三歳とか、そんな記憶も定かじゃない時に見ていたものが、気づかないまま何処かに眠っていて、そしてボクは今年の修論で押井さんについて書いていた(…だったら、ニルスも知ってろよって話ですが(^_^;)>)。なんだか、お釈迦様の見えない手の平の上で踊っていた孫悟空のような気分になった。
つづく
*「自分が演出した中では、いちばん勉強になったというか、実りの多い作品ですね。これで演出の基本と言うか、演出ってどういうものかということは分かった。演出のポリシーみたいなものを、鳥海さんに学んだというか。細かいことではなく、演出というのはいかにあるべきか、ということを学んだ。」『PERSONA 押井守の世界』p.40
↑BandaiChannelで第1話だけ無料配信してた(* ̄艸 ̄)