T:信頼するのは勝手だが――忘れてもらっちゃ困る。
おれは上杉達也なんだ。
どんなに速え球投げたって、和也とちがって裏づけがねえんだよ。
積み重ねたものがねえんだよ。
きっと大事なとこでボロがでる。
そして一度崩れたらボロボロさ。
慣れねえ緊張の連続。試合を重ねるたびにみえてくる野球のこわさ。
ここんとこ毎晩、メッタ打ちにあう夢をみてるよ。
M:タッちゃん。
T:おれのどこに余裕があるって? あん?
本当に余裕がありゃ、新田の試合でもノンビリ見学してるサ。
わざわざこんなとこまでまずいコーヒー飲みにくるかよ。
なんとか気持ちをおちつかせようと苦労してんのがわからねえのか?
まずいコーヒー2杯も飲んで――
M:かわったね、タッちゃん。
まえにそういう不安とか緊張からは、逃げだすことばかり考えてたのにね。
T:逃げだす?
…そうか、その手があったな。
M:ちょっと。
タッちゃん!
T:昔は、周りもそういう目であきらめていてくれたからなァ。
うちの野球部はバカばっかりでな。
おれがなにをやっても、いいかげんな中途半端男だったという過去を、すっかり忘れちまってるんだよなァ。
んが!
じゃ、ま、そういうことで。
M:ちょっと! タッちゃん!
T:心配いらねえよ、こんなことゴチャゴチャ考えるのも、試合開始のサイレンが鳴るまでサ。
けっこ好きなんだよ。あの音――
『タッチ』より
マンガ/アニメで、シンパシーを感じるキャラクターは色々います。たとえば、最近だったら『氷菓』の折木奉太郎。あの省エネ主義(笑)
しかし、なんと言っても『タッチ』のタッちゃん(上杉達也)です。もちろん、ボクはあんな剛速球は投げられませんし、あんなカワイイ幼馴染も、交通事故で死んじゃった双子の弟も居ません。
だけど、あの性格は、他人と思えん…と言うかなんと言うか、『タッチ』はすっごく小さいころから(親が好きで)見ていたので、むしろ影響されていった感もありますが…まあ、最大の共通点は折木くんと同じくモノグサってことですな(* ̄艸 ̄)
『タッチ』には、様々な名場面がありますが、ボクが最近、良く思い出すのが↑の場面、地区予選の準々決勝直前に、なぜか「南風」にいる達也が、南に心境を吐露する場面です。なぜ、この場面なのかは…まあね、色々ありますわな。
ああ…ボクはもっと高く跳びたいなァ…
P.S.
あ、院試受かりました<(__)>