ドラフト会議2(戦略不在のSKE) | 想像上のLand's berry

想像上のLand's berry

言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


「ドラフト会議2」

(注:今回の記事は、SKEヲタの方を不愉快にさせる可能性があります)

 ボクがなぜ昨日のドラフト会議でSKEにムカッ腹を立てていたか。端的に言って、それは「戦略の不在」と「オーソリティの問題」です。

 おかしいと思い始めたのは、冒頭のチームインタビューで、「ちゅり玲奈が談合をしていた」という話が飛び出た辺りからでした。え…? ちゃんと趣旨を理解してない…?

 たしかに、(ちゅりが指摘していたように)ペナントレースが発表されたのは前日のことです。その点は運営にも非はありますが、「チームとして、誰が欲しいか考えてくれ」ってのは、最初からの趣旨でした。(最初のミーティングから出席しているにも関わらず)それをまったく理解していない。

 もちろん、その背景には「SKEはグループとして考える」という考えもあったようですが、これはハッキリ言って非常に問題含みです。なぜなら、(のちに述べるように)「チームとして考えること」と、「グループとして考えること」の間には、おそらく彼女たちが考えている以上の大きな問題が横たわっているからです。



 SKE以外の各チームは明確なチーム戦略をもって会議に臨んでいました。たとえば、地元の子を一本釣りしたチームHとチームM。「チームカラーと正反対の子」を選んだN。「チームカラーと合っている子と正反対の子」を両方とも選んだチームB。4人目(5人目?)のksgkを選んだチームA。

 各チーム、ちゃんと「自分たちのチームはこうだから、欲しいのはこの子」という戦略意識を持っていたわけです。そして、「その子を指名できたからもう終わり」。非常にハッキリしています。

 なにより出色だったのは、チームKとチームB2の選択です。チームB2は若い子が多いので、チーム最年長となる20才の磯ちゃんと、パフォーマンスに定評のある内木ちゃんを指名しました。これは明確なチーム戦略に基づいた指名です。「48最弱チーム」と呼ばれ、それを覆すために自分たちで積極的に動いてきたB2ならではの選択だったと思います。さすが上枝ちゃんだと思いましたよ。

 そして、ボクが拍手喝さいを送ったのが、チームKキャプテンの優子です。一巡目で後藤ちゃんを指名したのもさすがだと思ったのですが、二巡目で下口ちゃんを指名してきた時には、思わず拍手でしたよ。「おお!そういうことか!」と…。

 ただ気に入った子を指名しただけじゃない、ちゃんと入ったあとのプロデュースまで考えている。あれは要は、「辻・加護」ですよね。「小学生の子」というインパクトは、48グループでは今さら薄いですが、「チームKの小学生コンビ」というセットで売り出すことによって(個人としてもチームとしても)印象づけられる。

 もとよりチームKはベテラン勢が多いですから、「小学生コンビ」によるフレッシュさの導入はチーム戦略にも適っているわけです。やっぱり優子はスゴイ…


 
 それに対してSKEはどうだったでしょうか。Sリーダーのにししによれば、チームSが松本ちゃんの指名を決めた決め手は


 「チームSは握手が弱いから、釣りが得意そうな子」とか、逆に「パフォーマンスで勝負したいから、ダンスが得意な子」とか、そういう話ではないのです。単に「気になる」から指名した。また、K2やEからも、「チームがこうだから、こう」という戦略的な話は聞こえてきませんでした。



3人とも魅力的」(松井玲奈)


 つまり、SKEの場合は、単純に「良いかどうか/魅力的かどうか」という判断基準になっていたのです。だから、地元の子はひとりも居ないし、ダンスも苦手な子ばかりという指名になってしまっているのです。

 もちろん、これには理由があるでしょう。SKEのメンバーは「ドラフト」というよりも、普通の研究生オーディションをする積もりであの場に臨んでいたのです。




 チームとしての観点を捨てていたため、このようにならざるを得なかったのです。なぜ、チームとしての観点を捨ててしまったか。それはおそらく、研究生の存在があるからです。

 ボクは彼女たちが現研究生たちをないがしろにしたとは思いません。むしろ、現研究生たちのことを思えばこそ、このような判断になったとすら思えます。研究生の頭越しに正規メンになるのはフェアではない。だから、チームという観点を捨ててしまった。直前になって「育成メンバー」というものが出てきたのも、やっぱりこの辺りの事情が絡んでいるのでしょう。

 それは、ある意味では「運営に対する抵抗」でもあるわけですが、しかし、ドラフトという場に、このような中途半端な妥協を持ち込んだことで、かなり歪な局面が出てきてしまったことも事実なのです。



 ドラフトというのは、先述したように、各チームがどういう補強をすべきか考えて指名するのが本義です。ですから、本番よりも事前調査が大事になってくる。なぜならば、「その場で光を感じたか」よりも、「どういうタイプが必要か」ということの方が重要になってくるからです(そして、候補生がどういうタイプかは事前に分かるものです)。たとえば、小学生コンビを選んだ大島チームKの場合。


 もっちーはさすがにお父さんが元プロ野球選手なだけあって、ドラフトというものの本質を良く理解しているなと思います。この事前ドラフト会議が、大島チームKのあの指名に結び付いたことは言うまでもないでしょう。

 一方、「光を感じたか」に判断基準を置く場合、実際に見た印象に、より比重が置かれます。そのため、どうしてもあの場の印象に引き摺られてしまいます。これは非常にマズイ。なぜならば、まず、あのドラフト会議では、アピール機会を(ちゃんと)もらえた子と、もらえなかった子が居るからです。その時点で既に偏ってしまっている。

 そして、それはもうひとつの問題、オーソリティ(権限)の問題に関わってきます。あのドラフト会議はバカバカしくて、本家風に見せるために、チームの出席者が5名に限られていました。そのため、事前に相談して決めていた場合には、指名選択にチーム全員が関われますが、その場での印象に重きを置いた場合には、その場に出席した5人の意見が優先されることになってしまいます。

 たとえば、K2の二巡目指名の時、ちゅりは「だーすーが推した」というようなことを言っていました。それはオカシイ。(HKTがキャップと支配人2人で判断したように)「リーダー」という、ちゃんとオーソライズされた肩書の人が判断するならばまだしも、たまたまその場に須田ちゃんが居て、たまたまその須田ちゃんに気に入られたという理由で指名される。端的に言って、それは(他のチームメンバーに対しても候補生に対しても)不公平です。

 チームEはその辺のことを気にしていたようで、梅ちゃんは「今日参加できなかったいぐさんやめいめい達と事前に話してた事も考えながら」と書いていました。しかし、5人の意見が優先されたであろうことは、玲奈ゆっこが「5人で相談して決めた」と書いていることからも明らかでしょう。ただし、古畑ちゃんが候補生の藤巻ちゃんを指名したくて粘ったのは、さすがに玲奈(と周り)が止めたようです。

 この古畑ちゃん問題はさらに別の問題を示唆しています。それは、事前に決めておかないと、その場の空気/雰囲気に流されかねないということです。出来るなら全員を指名してやりたい、それが人情です。まして、あの場で悲壮な顔をしている候補生の顔を見れば、その想いは余計に強くなってしまうでしょう。古畑ちゃんが泣いていたのは、そういう理由もあったようです。

 しかし、そんなことをやっていれば、いつかチームとして成り立たなくなる。会社に入りたい人を片っ端から採用していたら、会社が潰れてしまうのと同じことです。それもあって、Eは藤巻ちゃんを指名しなかったのでしょう。

 他方、大量指名をしたK2は、みえぴーによれば「今日ドラフトの前に五人で話して、ある程度の人数を取ろうと言う方向性を決めた」らしいのですが、しかし、一方でちゅりはドラフト後のインタビューで「最初はあんなに指名する予定ではなかった」とも言っていました。

 一体、どっちを信じれば良いんだって話ですが…しかし、このことがK2の戦略不在を端的に示しているでしょう。どうやら最終的に、ちゅりみえぴーの考えに引き摺られたようなのです。


 あらかじめ言っておきますが、ボクはみえぴーを高く評価していますし(大好きですし)、その功績はホントに大きいと思います。今のチームK2はみえぴーがいなかったら成立してないでしょうし、彼女は「事実上」K2の幹部です。でも、それは正式にオーソライズされたものではありません。(少なくともボクの知るかぎり)役職としては平の正規メンバーです。

 (その場に居なかった)ゆかぴ5人獲得に驚いているところを見ると、事前にメンバーの同意を取りつけたわけでもないようですし、みえぴーがあの場に居たかどうかによって、指名(人数までも)の判断が変わってしまったとすれば、それはやっぱりオカシイ。ちゅりがあの場の空気に流されてしまい、みえぴーの意見を受け入れてしまったなんてことはない、と誰が言い切れるでしょうか。

 事前に指名を決めていれば、そのようなことは全て回避できたはずなのです。



 ボクは、5人選んだことが悪いとか、選んだ子が全員失敗だったと言うつもりはありません。結果論にせよ、たとえば惣田さんを選んだことは、K2にとっては大きいかも知れないとも思います。彼女はSKEに人生をかけてくれるでしょうから(まさにみえぴーのように)。だからボクは、結果ではなくプロセス/手続きに非常に問題があったと言いたいのです。

 もちろん、みえぴーにはみえぴーなりの考えがあったでしょう。「仲間がいるから、競い合って成長すると思ってる」「私たちは秋元先生じゃないので、この子が一番良いとか、伸びるとか、核心[ママ]がなかったから」ってのは、ひとつの見識です。仲間と競い合って成長する。誰が良いか分からないから、取り敢えず沢山とってみる。ボクは、それはそれで正しいと思います。

 だけど、それはドラフトに持ち込むべき考えではありません。まず、なぜドラフト会議で自分たちが選ぶ側になっているのかを考えてみて下さい。チームに何が足りないかを考え、それを埋めるためにどういう子が必要かを判断する。それにはチーム事情を一番分かっているメンバーが相応しいだろう。それで、メンバーが指名する方式になったのです。

 でも、SKEの各チームは先述したように、その観点を破棄してしまった。じゃあ、何を基準に選ぶんですか。選んだ経験もないってのに。それはまるで、徒手空拳で象に挑むようなものです。みえぴー自身が言っているじゃないですか、「確信がなかった」って。

 それだったら、指名なんてしない方が100倍マシです。そして、6.5期などではなく、ちゃんと7期オーデで、(それこそ秋元さんを始め)ちゃんと見る眼のある大人たちに選んでもらえば良かったじゃないですか。

 もちろん、それでは今回ドラフトに応募した子に対して不公平だという考えもあります。実際問題として、指名しないというのは難しかったでしょう。それだったら、ちゃんとチームメンバーという観点で選ぶべきです(いくら育成メンバーとは云え、チームとして選んだ以上、チームは関係ありませんとはいかないでしょう)。

 チームメンバーとしては指名したくない。でも、指名しないってのは出来ない。だから何となくオーディションの真似事をして指名してみる。こういう中途半端なことをするから、おかしなことが山ほど出てきてしまう。だからボクは怒っているのです。

 そして、6.5期として扱うということに関しても、ボクにはまだ疑問が残っています。たしかに、「運営を信じろ」というのもひとつの考え方です。しかし、それも結局、オーソリティの問題が関わってきます。たとえば、博多のさっしーもドラフト生は三期生と同じ扱いだということを言っていますが↓


 しかし、これはさっしーが支配人だからこそ出来ることですし、言えることです。さっしーの判断は、ちゃんとした権威によって裏づけられている。一方、SKEのキャプテンにはそんな権限はありません。

ドラフトというものが初めての試みで、研究生の子がどうなるのか皆さん心配していらっしゃると思います。きっと本人たちも不安でいっぱいでしょう。
私にその決定権はないので、どうなるかということは言ってあげられないのですが。どうか、どうか腐らず今まで通り…いや、今まで以上に努力を続けて欲しい。

 いくら6.5期生として迎えると言っても、SKEキャプテンであるにししにすら、研究生の扱いに関わる権限はない(だからこそ、Sはひとりで止めたのでしょうが)。他のチームリーダー、まして平の正規メンには何の権限もない。

 その上、(もちろん、彼女たちは働きかけていくでしょうが)根回しも足りていないのに(「育成メン」がどういう立ち位置になるかも分からないのに)、ただ運営を信じて、普通のオーディションの積もりで、しかも確信の持てない子を大量に指名してしまった。それでは、あまりに無責任ではないですか(オーソリティ=権限がないってのは、まさに責任がとれないということです)。だからこそ、ボクは怒っているのです。



追記(11/12)
 芝支配人がちゃんと責任をもって、後ろ盾になってくれていたならボクも文句は言わないんですけどね。だけど、ドラフト終了後のコメダで彼が言っていたのは、「まだ各リーダーと細かく話し合っていない」ってことでした。だって、「自分たちのチームにプラスになるようなメンバーを選んだと思う」って言ってるくらいですからね。ちゃんと意志疎通が取れてなかったんですよ。
 どうも玲奈が動いているようですし、そんな酷い事態になることはないとは思いますが、しかしそれは結果論なんですよね。ボクが「プロセス/手続きに非常に問題があった」「根回しが足りない」と言っているのは、まさにそういうことなんですよ。何の権威の後ろ盾もなく、(運営方針に関わるような)重大な決断を下す。それはあまりに無防備すぎます。