AKBがバラエティとドラマに食い込めていない理由。
バラエティの場合は原因がハッキリしていると思う。ボクは、AKBというのは関係性消費の世界だと思っている。公演のMCなんかでも身内(他のメンバー)を「いじる」ことで笑いが成立する。「キャラ付け」なんかも、それに伴って出てくる。たとえば「ぼっちキャラ」とか「めんどくさいキャラ」とか。それはつまり、グループ内での位置付けみたいなもの。だから、これは壮絶に文脈に依存した内輪の文化であって、その文脈を理解できないところでは成立しない。
簡単に言うと、「さきぽんがいま1番仲良くしたいのはあやちゃん」という話を聞いて、「おおー!!」って盛り上がれるのはボクら(文脈を理解できる人たち)だけなんだ。外に出たらそんな笑いは成立しない。グループ内でのキャラ付けに依存せずに話をしなければならないんだ。
もちろん、るみるみの「釣りキャラ」みたいに、48という文脈を離れたところでも通用するキャラってのはあって、だからこそ、るみるみは外仕事を持ってこれるわけだけど、誰もがそういうモノを持っているわけじゃない。もっと言えば「釣り」もその文脈(釣りという文脈)の内でしか機能しないものだから、そこを離れたらやっぱり裸一貫で勝負しなくちゃいけなくなる(もちろん、そういうモノを持っているのはとても大事なことなんだけどね)。
こうなるとモノを言うのが、頭の回転の早さ、返しの的確さ、どんな話題にも(ある程度)ついていけるような含蓄とか、そういうタレントとしての基礎の部分になる。
おバカ・キャラなんかはそれを弄ることで(ほぼ確実に)笑いが取れるし、初めて見た人にも分かりやすいから(cf.りっちゃん)48内では重宝されるけど、やっぱりそれだけじゃ難しいんだ。バラエティでタレントとしてやっていこうと思ったら、それなりのクレバーさがないとお話にならない。ネ申で眞鍋さん(さんって!)が言っていた「本を読みなさい」ってのは、まさにそういう意味だよね。
一方、堀北ちゃんを見ても分かるように、(ある種の)女優にもクレバーさが必要だし、そういう点から考えると、須田ちゃんなんかは女優でもやっていけるんじゃないかって気もする。
だけど、AKBが女優として勝負できてないってのは、また少し別の理由があるとボクは思っている。
つづく