偶像のかなた25 村山彩希 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


『偶像のかなた25』

村山彩希
(AKB48/チーム4/総選挙-)

「制服」



 「パジャマドライブ公演」ではユニット曲明けの3曲(Two years later、命の使い道、キスして損しちゃった)にもっとも魅かれる。歌詞の内容も振り付けもシリアスで、それに制服衣装が上手くマッチしている。

 表現力がモノを言う3曲だから、たとえばなぁちゃんとかこじまこの見せ場となる(いかにもアイドルのイメージがあるこじまこだけれど、こういう曲での表現力は驚くべきものがある)。だけど、ここでいつも気になっているのは実はゆいりーだ。

 かつてAKBは素人臭さがウリのグループだった。それはつまり、制服姿がリアルだったということに他ならない。ボクは以前、最近のAKBに関してこんなことを書いた。

 ディズニーランドの着ぐるみが、ディズニーキャラクターのパロディでしかないのと同様に、AKB48の「制服」も、もはやAKB48自身のパロディでしかない。それは、年齢云々とはまったく別の話だ。いくらディテールにこだわったとしても、宝塚の衣装が現実の18世紀フランスとは何の関係もないのと同様に、AKB48の「制服」も、もはや現実とは何の関係もない。AKB48の「制服」は、いまやAKB48自身にしか言及しない。

 AKBの「制服」がもはやパロディでしかないということ。これは「パジャドラ」の制服衣装に関しても同じだ。14期15期ですらそう感じてしまう。

 「加入当初に比べて垢抜けて可愛くなった」とは良くある褒め言葉だ。でも、それは反面、アイドル臭やタレント臭が染みついてしまうということ。それに加えて、AKBの場合はAKB臭というものがある。このAKB臭こそがAKBの制服をパロディたらしめてしまう最大の要因だ。なあちゃんこじまこの表現力は素晴らしいけど、その衣装はやっぱりどこかパロディなんだ。それはもはや現実とは何も関係なくなってしまう。

 そんななか、ゆいりー(15期市川ちゃんもかな)の制服姿だけは何だか妙にリアルだ。ゆいりーはチーム4の中でもむしろアイドル性が高いから、これは少し不思議に感じる。リアルでないものをリアルに感じさせてしまう。これはもしかしたら女優の能力なのかも知れない。だけど、演じてもないのにリアルに感じてしまうのはやっぱり不思議だ。

 染まらないでいられる力。自分を瞬時に何物にも染めてしまえる力。これっていったいなんなんだろう。器用貧乏みたいなところのあるゆいりーだけど、もしかしたら何か特別なものを持っているのかも知れない。共和国での歌姫っぷりも半端なかった(笑)

 ボクはまだ、ゆいりーのポテンシャルを計りかねている。






今回の登場メンバー:ゆいりー(村山彩希)、なぁちゃん(岡田奈々)、こじまこ(小嶋真子)、市川ちゃん(市川愛美)