前回の記事では、市庁舎のユニオン・フラッグ撤去を巡って起こっている大騒動について触れた。ユニオニスト(Unionist)という言葉は、ユニオン・フラッグ(Union flag)と同じ言葉に由来しているのだから、彼らがユニオン・フラッグにシンパシーを感じるのは当然のことなのかも知れない。
そこで今回は、この街のプロテスタント地区(ユニオニスト地区)に翻るユニオン・フラッグを探訪してみることにした。

プロテスタント地区。天空にはためく無数のユニオン・フラッグは、この通りの名物になっている。ボクが初めて、この街に降り立った時、何よりも印象的だったのが、この光景だった。戦前の提灯行列を思い起こさせるような風景。
ボクらの日常とはかけ離れているけれど、それでも、心の奥底で、なにか既視感のようなものが湧き上がる。「この異質な風景の背後にあるものは何だろう」。それが、Bfシリーズを始めたきっかけとなった感情だった。

プロテスタント地区。風にあおられ、物干し竿の洗濯物のようにつられたユニオン・フラッグ。なぜだか、「ハング」という言葉が思い浮かんだ。白い壁に出来た三角の影。

プロテスタント地区。とても印象的なユニオン・フラッグカラーの建物。以前のBfシリーズにも登場しているが、その頃に比べると、だいぶ色あせてきている(GSV上で一歩進んだ地点に、その頃の画像が残っている)。
横に描かれた「UYM」という文字はUlster Young Militants(アルスター青年闘士)の略。上述した「市庁舎ユニオン・フラッグ・プロテスト」における暴動を主導した「アルスター義勇軍」の青年部である。