今回はちとおさらい…
ボクが(GSVで)滞在している町-ムシナ-は、ジンバブエ難民が多く集まる土地でもあります。そもそもジンバブエ難民は、一体どうして生まれたのでしょうか。その理由の一つとして、ジンバブエという国の以下のような政情があります。
とは言え、もっとも大きな理由はやはり経済的理由でしょう。もともとジンバブエは、アフリカの中でも比較的恵まれた国でした。野党勢力への迫害が強く、野党の政治家、野党支持者への暴行・虐殺・拉致などが常態化しており、激しい対立が続いている。事実上、ムガベ大統領の独裁政治体制が続いている。
ジンバブエは、かつては社会インフラが比較的整備され、「アフリカの穀物庫」と呼ばれるほどの農業国であり、また、金・プラチナ・クロム等豊富な鉱物資源に恵まれ、農業、製造業及び鉱業がバランスよく発達していました。
しかし…
1990年代後半以降、脆弱なガバナンスと経済政策の失敗により、インフレ、失業、貧困等が続いていたが、2008年の大統領選挙を巡る混乱と過度の紙幣発行によるハイパーインフレーションによって、経済は完全崩壊した。
そして、何より生活に対する影響が大きかったのも、経済政策の失敗や旱魃による物不足によって生じた歴史上最悪のハイパーインフレでした。
ジンバブエでは、政策により白人農家が国外に追い出され農業構造が破壊されたところに旱魃が追い討ちをかけたことにより極度の物不足が発生、最終的に2億3000万%という超ハイパーインフレーションとなった
http://ja.wikipedia.org/wiki/インフレーション
2009年1月、非公式ながらインフレ率は年率6.5×10の108乗%であると報じた。この数字は24.7時間ごとに価格が2倍になっている計算である
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジンバブエ・ドル
結果として、最近の経済状況はこんな感じになっています↓
世界の一人当たりの購買力平価換算のGDP(USドル)ランキング:2011年日本:約35000ドル(25位)南アフリカ:約11000ドル(80位)ジンバブエ:約500ドル(182位)失業率約80%(2007年:政府発表)(実体は不明)
一人当たりの購買力平価換算のGDPでは、日本や南アフリカと桁が2つ違います。失業率も2007年時点で約80%(実体はもっと酷いかも知れない)。当然、このような状況下で暮らすのは非常に困難ですから、大量の難民が発生しました。彼らの多くは、裕福な隣国、南アフリカを目指したのです。そして、ムシナは、ジンバブエと南アフリカを結ぶ唯一の幹線上にあり、南アフリカに入って最初の比較的大きな町/街なのです。
つづく・・・
補足:2012年時点でのジンバブエ経済(外務省)
極度の経済混乱は収束し、12年ぶりに経済成長を記録した。ただし、資本の現地化に関する法律の施行や巨額の対外債務、財政問題等により不透明な状況が続いている。