ウォール・ストリート(3.5) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
『ウォール・ストリート』
WALL STREET: MONEY NEVER SLEEPS
 
2010年アメリカ、133分
 
監督:オリヴァー・ストーン
 
主演:マイケル・ダグラス
 
概要
 『ウォール街』から約23年、オリヴァー・ストーン監督が21世紀のマネー・ゲームを描く人間ドラマ。かたや家族のために、一方は復讐(ふくしゅう)のために、元カリスマ投資家ゴードン・ゲッコーと若く有能な電子取引トレーダーが繰り広げる駆け引きをスリリングに描き出す。ゲッコーをマイケル・ダグラスが再び演じ、若手注目株のシャイア・ラブーフやキャリー・マリガンらが共演。社会の裏側と人間の深層心理をあぶり出す、ストーン監督ならではの演出力が見事。(Yahoo!映画より)
 
『ウォール街』
 「米国では常識とも言えるほど知られた映画であり、経済・金融の論評や記事で引き合いに出されることも多い。作品は実際のウォール街にも大きな影響を与え、主人公である投資家、ゴードン・ゲッコーに憧れて投資銀行に入社する者や、ゴードンのファッションを真似る者などが後を絶たなかった」(wikiより)
 
感想
 ↑にあるように、前作は社会に影響を与えたほどの傑作であり、今作を鑑賞する前に見返してみた。準備万端ってわけだ。ところが蓋を開けてみればこれはどうだ。な~んでこんな丸い話になってしまったんだろうな…。前作における鋭さが全く鳴りを潜めているし、ハリウッド的な色がついて、ただの「商業映画」と化してしまっている。前作においては、「悪役」のゲッコーに憧れる人が続出したらしいけど、そんな風にどちらにも受け取れるような、いわば一種の深みがあった。それは監督の望み如何に関わらずあった。翻って、今作は非常にメッセージがはっきりしている。逆にはっきりしすぎていて深みがない。なんだか妙に説教臭いのだ。尖ったところがなくなって、社会に対する切りこみも甘くなった。オリヴァー・ストーンらしくない(ある意味では「らしい」とも言えるけど)ヌルい映画。
 
☆☆☆★(3.5)