ワコウ・ワークス・オブ・アート(六本木)で開催された、
ジェームズ・ウェリング「ワイエス」展を見てきました。
この「ワイエス」は、写真家ジェームズ・ウェリングが、
ワイエスの作品に描かれた場所を撮影したシリーズです。
さて、その感想なんですが・・・
いくつかはそれらしく見えるのですが、
多くは写り過ぎていてワイエスを感じさせません。
ワイエスは写実的な絵を書いた人なのですが、
やはり、写真に比べると、相当、抽象しているのですな。
そのため、同じ場所を同じアングルで撮影したとしても、
ワイエスに比べると、とても表面的に感じてしまうのです。
たとえば、明暗の差が激しく、白とびや黒つぶれがある場面、
したがって、室内の場面を写した写真の方が却ってワイエスらしく思えました。
これは、良いとか悪いとかの問題ではなく、
写真という媒体自体の持つ本質的な特性のように思えます。
改めて、写真表現の本質は表面にあるのだと強く感じました。
