卒論メモ8 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
 『the American Heritage Dictionary』で<virtual>という言葉を調べると、

Existing or resulting in essence or effect though not in actual fact, form, or name
「形や名前は実際ではないが、本質的には(あるいは効果としては)存在すること(あるいは生じること)」(訳オリジナル)

 と出てきます。この訳は少し分かり難いかも知れません。そこで、日本バーチャルリアリティ学会HP(バーチャルリアリティとは)に掲載されている訳を引用すると、

Existing in essence or effect though not in actual fact or form
「みかけや形は原物そのものではないが,本質的あるいは効果としては現実であり原物であること」

 とあります。原文が少し違っていますが、もしかしたらAmerican Heritageの版が違っているのかも知れません。(ボクの方はUS版Yahoo!Dictionaryのページに掲載されているものです)

 ともあれ、<virtual>という言葉が、「見かけや形は実際ではないけれど、効果としては現実に存在する」という意味を含んでいることが分かります。これは、バーチャル・リアリティ(VR)を考えてみると理解しやすいと思います。

 VRのひとつ、フライトシミュレータの場合、飛行機の<窓>にあたるものが<モニター>になっているわけです。<モニター>は実際には<窓>とは違う「形」をしていますが、(パイロットがそれを見ながら操縦するという意味で)「効果」としては存在するわけです。

 あるいは、PCの<バーチャルメモリー>を考えてみても良いでしょう。これはOSの命令によって、<物理メモリー>の部分的な代わりを<バーチャルメモリー>にさせるものですが、ここでも、「見かけ」は違っても、「効果」としては存在するということが分かります。

 また、ここで大事なのは、<バーチャルなもの>も、物理的な物体の支えを必要するということです。<バーチャルメモリー>の場合は、<物理メモリー>の代わりの動作をさせる<ハードディスクなどの別の記憶装置>がそれに当たり、フライトシミュレータの場合は<モニター>がそれに当たります。

 これは、ひとつのことを示唆します。それは、<バーチャル化>とは、ある種のトランスフォームの原理だということです。<窓>から<モニター>へ、<物理メモリー>から<ハードディスク>へ。すなわち、それのもつ「効果」を維持しながら別の「形」へと変貌させることが、<バーチャル化>と呼ばれます。

 ・・・さて、ここから<デジタル><写真>へと結び付けなければいけないんだけど・・・それは、また次回←サボる人(* ̄艸 ̄)