震災から3か月・・・
あれ以来、ありとあらゆる批判を(自分に)封じてきました。
いい加減なことは書けないし、無責任なことを書きたくなかった。
何より、そのような状況では連帯こそが大事だと思っていました。
気が付けば、世間では様々な言説が流布しています。
そのような状況で口を噤むことは逃げることに他ならない・・・
ぼくは、自分の考えを明らかにすることに決めました。
スキーム【scheme】
計画。企画。体系。枠組み。-大辞泉-
菅首相のままで行くのか、それとも代えた方が良いのか、
政界では(与野党入り乱れて)その綱引きが続いています。
そして、そのことが復興の妨げになっているというような意見を耳にします。
(「こんな時に、国会で足の引っ張りあいをしている場合か?」というヤツです。)
しかしながら、ぼくはそうは思いません。
(現場には現場のやるべきことがあるのと同じように)
政治家には政治家のやるべきことがあるのであり、
彼らは、それをこなしているに過ぎません。
(二次補正)予算を通すか通さないかという議論もあるようですが、
実際問題として、予算を通さないというオプションは(与野党共に)ありません。
もちろん早いに越したことはありませんが、いずれにせよ予算は通ります。
予算は(and特例公債法案も)いずれにせよ通る。
そうなると、問題になるのは、復興に対するスキームです。
つまり、政府のスキーム(Aスキーム)で良いのか、
それとも、もっと有効な別のスキームがあるのか、ということです。
したがって、菅首相を代えるか代えないかという議論は、
スキームを代えた方が良いのかどうかという議論だと考えることができます。
言い換えれば、Aのスキーム(菅スキーム)とBのスキーム、
どちらが早いか(有効か)というコンペを国会でしていると考えれば良いのです。
それこそが政治家がやるべき仕事であり、彼らはまさにそれをしています。
現状は(政府が主導した)Aのスキームで動いています。
AもBも動いていない状態で議論しているのならば、
議論していること自体が復興の妨げになるとも言えましょうが、
現状Aスキームが動いているのですから、
政治家たちがいくら議論して揉めようが、
Aスキームのスピード(=復興のスピード)自体は変わりません。
(スキームを代えると言っても1から組み直すわけではありませんし)
Aスキームがベストなのか、そうではないのかという議論が、
Aスキームの足を引っ張るということはありえないのです。
議論すること自体は復興の妨げにはならないのですから、
むしろ、どんどん議論すべきだと言った方が良いでしょう。
そうすることで、Aスキーム自体が改良されることもあり得るのです。
(実際、国会では、被災地選出の議員をはじめとして、
与野党関係なく協力して色んな対策が提出されています。)
したがって、ぼくは(国会における)
ここまでの経過は批判すべきではないと思っています。
(ぼくはもちろん、「ここまでの対策は全て上手くいっており、
なんの瑕疵もなかった」などと言っているわけではありません。
そうではなく、現状行われている、そして、これまでに行われた対策を、
その有効性を含めて客観的に判断していくことが大事なのであり、
その意味において、国会はその役目を果たそうとしているのであって、
そのことに関して批判されるべきではないと言っているのです。)
とは言え、ここから先は批判の余地があるように思います。
つまり、議論した結果(与党の議員を含め)
Aスキームはどうも上手くないということになり、
その旗振り役だった首相も辞めると宣言したのですが、
(結果的に不信任案こそ否決されたものの)そうであるのならば、
(復興基本法案も自公の案をほぼ丸のみしたわけですし)
一刻も早く別(BorC)のスキームに移らなければいけないのです。
しかし、なぜだか、首相は何時辞めるかを明言しない。
Aスキームがホントにベストだと思っているのならば、
首相は辞めると宣言するべきではなかったし、
そうではないと思うのならば、もう、今すぐにでも辞めるべきです。
そこが論理的に透き通っていない限り、国民は納得しないでしょう。