悲しいこと | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
気付いてはいたんだよね・・・
 
ただ、何の意味があるのか分からなかった。
 
むしろ、信じたくなかったってのがホントかな・・・
 
 
アジアカップの準決勝(日韓戦)は素晴らしい試合でした。
 
内容それ自体は疲れもあって、スペクタクルとは言い難かった。
 
審判の判定にも疑問を感じるところはありました。
 
しかし、両チームとも死力を尽くして戦いました。
 
見ているものの心を揺り動かすような、まさに死闘でした。
 
 
しかし、たった一つだけ、熱戦に水を差すことが起こりました。
 
 
はあ・・・書きたくないな・・・
 
でも、書かなきゃいけないだろうね・・・
 
ぼくには「サッカーにおける人種差別(“Racism in football”)」って
 
記事を書いた責任もあるしね・・・(あれも邦訳して再アップしなきゃ)
 
 
前置きが長くなりました<(__)>
 
Yahoo!のトップページにも載っていたので、ご存じの方もいるでしょうが、
 
韓国の先制点の場面、PKを決めたキ・ソンヨン選手が
 
人種差別的なジェスチャーをカメラに向かって取りました。
 
その後、かれは自身のtwitterにおいて、
 
それが日本人に向けられたものであることを明言しました。
 
 
ぼくは、キ・ソンヨンという「選手」を非常に高く買っています。
 
正確な右足、高度な戦術眼、冷静な状況判断。
 
アジアの中でも、もっとも将来を有望視される若手の1人と言って良いでしょう。
 
しかし、残念なことに、優れたサッカー選手が優れた人格者だとは限りません。
 
 
彼の弁によると、スタジアムで旭日旗を見たことが引き金だったようです。
 
ぼく自身、軍旗(旭日旗=日の丸に光線をあしらったデザイン)を
 
スタジアムで振るという行為自体、余り好ましく思っていません。
 
(べつに旭日旗それ自体を否定したいわけじゃありません)
 
振るなら国旗(日章旗=日の丸)で良いじゃないかって感じですね・・・
 
 
しかし、今回の彼の行為はまったくもって愚かな行為でした。
 
彼はスコットランドのセルティックでプレーしているのですが、
 
彼自身、相手チームのサポーターから、同じ人種差別を受けています。
 
(以前、中村俊輔が同チームでプレーしていた時も、同じ経験をしています。)
 
 
人種差別を受けた当人が同じ行為をするのならば、
 
自身が受けた人種差別それ自体を肯定することになってしまいます。
 
自身が同じ行為をしてしまったのならば、
 
どのような論理で人の行為を否定できるのでしょうか?
 
 
彼は、「私は選手である前に大韓民国の国民だ」と書いたようですが、
 
それは違います。韓国人である前に、彼は人間である筈です。
 
実際、韓国国内でも、彼を批判する声が多いようです。
 
 
人種差別、それが人類共通の敵であるからこそ、
 
ぼくらは、人種差別に反対するのではなかったか。

FIFAが2010南アフリカ・ワールドカップで、
 
“Say No to Racism”のキャンペーンを行ったのは何のためだったのか。
 
あまつさえ、彼はその場にいて、そのバナーを持っていたではないか。
 
 
なにかと引き換えに人種差別が正当化される、
 
それじゃナチスと一緒じゃないか・・・
 
 
悲しいことは、いつでも世界に転がっている。
 
ソンヨン。ぼくは悲しいよ。