U19アジア選手権
準々決勝
U19日本 2―3 U19韓国
U19日本代表はU19韓国代表に敗れ、世界大会への出場権を逃しました。
これで、この年代は2大会連続で世界大会への出場権を逃してしまうという、
日本サッカー界にとっては、まさに「非常事態」となりました。
2点を先制しながら、前半に3点を返され敗退。
今回の試合の敗因、それはハッキリしていますね。
「センターバック」です。
13番の遠藤は相手に簡単に競り負け、
3番の平出は相手を簡単に離してしまう。
共に176cmしかなく、相手のFW(186cm)33番に
全く歯が立ちませんでした。「無抵抗」でしたね。
どちらかは(あるいはどちらとも)、前半の内に代えて然るべきでした。
控えの選手では179cmの寺岡が最も長身のDFなのですが、
FWながらDFの経験もある杉本(187cm)という選択肢もありました。
また、逆転された後の采配に関しても疑問が残ります。
ミスを連発していた10番の六平をピッチに残したのは痛恨でした。
前の試合で風間が好プレーを見せていただけに尚更です。
正直、甘さの残る采配だったと思います。
明らかに「出来の悪い」選手をきれなかった。
前半終了間際、逆転された直接FKの場面でも
相手の選手を簡単に壁に割り込ませてしまう「お人好しさ」
このチームには常に「甘さ」というものが付きまとっていました。
(ともすれば僕ら日本人には良い意味にも とられがちな)それらの言葉は、
勝利という絶対的な価値基準があるサッカーにおいては悪い意味でしかありえません。
日本サッカー界では若い世代に対して、
「勝敗にこだわらない」育成法を施すケースが多いようです。
別にそれを全て否定しようとは思いませんが、
U19の、それも日本代表に選ばれる選手ともなれば、
ほぼ全ての選手がプロとしてやっていく選手です。
もっと徹底的に「淘汰の原理」を採用していかなければ、
彼らがプロとしてやっていく上でもマイナスになりかねません。
それは、監督にも同じことが言えるでしょう。
今は、「ある世代(たとえば1990生まれ)」を同じ監督が見るシステムです。
U15~U16・・・U20へと成長するまで、同じ世代に付き合う訳です。
結果を出そうが出すまいが、U19アジア選手権が終わるまで監督は交代しません。
(世界大会に出られればU20のW杯が終わるまで)
そして、結果が出ようが出まいが、そこでチームは解散。
監督もお役御免。そして、次の世代はまた別の監督。
これでは淘汰の原理が働く訳がありません。
同じ世代を同じ監督が見続けるシステムは
選手の特徴を監督が把握できるという長所がある一方、
選手に愛着が湧いてしまって、入れ替えづらいという短所もあります。
ユース年代、Jrユース年代の監督を(日本ユース/Jrユース監督として)
固定的に決めてしまえば良いというのが僕の提言です。
つまり、同じ世代(たとえば1990生まれ)を同じ監督が見るのではなく、
1990年生まれだろうが、1993年生まれだろうが、
「18歳~20歳まではこの監督、15~17歳まではこの監督。」
というように、年齢別に違う監督が見るシステムにするのです。
これならば、成績によって監督を代えることも出来ますし、
優秀な監督ならば、いつまでも確保して置くことが出来ます。
メディアも「良く頑張った」などと言わずに、
もっと厳しい質問をぶつければ良いのです。
「なぜ、あの選手を代えなかったのか?」
欧州では当たり前のごとく監督にぶつけられる質問です。
「次につなげる」
次につながらなかったのです。
「気持ちで負けないように」
なぜ負けるのか理解していないから出てくる言葉です。
地上波に良く見られる姿勢はこうです。
「試合の前には長く尺を取って盛り上げようとする。
試合後にはインタビューの時間さえもままならない。」
これでは勝因/敗因の分析すら出来ないではありませんか。
コンテンツを育てるという発想が欠けているのです。
メディアがこのようなレベルではお話になりません。
もっと厳しく淘汰を。
メディアも、監督も、選手も。
それには、まず僕らがサッカーを良く知る必要があるでしょう。