フランス絵画の19世紀 at横浜美術館 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
ギュスターヴ・モロー
《岩の上の女神》
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 横浜美術館で開催中の『フランス絵画の19世紀』展覧会に行ってきました。この展覧会はアカデミズムを再評価する試みらしく、アカデミック絵画から印象派、象徴主義に至る19世紀フランス絵画が展示されていました。

 特に印象的だったのは、ポール・ボードリー《アラクス河岸で牧人たちに発見されるゼノビア》・・・プッサン的な構図の絵なのですが、倒れるゼノビアの美しさ、そして画面左手に描かれた飛び去っていく白い鳥、画面の奥で天上を指差す牧人たち、まるで、尊いものが、彼女から去っていくことを示すかのようです。

 もう一枚は、エミール=ジャン=オラース・ヴェルネ《アブラハムに追放されるハガル》・・・ハガルの悲しげな目がなんとも印象的な作品です。

 展示の最後に、掲載したモローの絵があるのですが、それまでの絵画とまるで異質な世界・・・モローが見ていた世界のスゴさを身に染みて感じました。ホントの天才って、こういう人のこと言うんだろうなって・・・

 一概に古典主義的な物ばかりとは云えなくて、バロック的、ロココ的な絵画から、果ては印象派的な絵画まで、アカデミック絵画と一口に云っても、いろいろと幅はあるんだな、とも感じました。そういう意味では、固定観念を打破する良い展覧会だったと思います。

 ただ・・・ポスト・カードが印象派のポストカードばかりで・・・展覧会の構成では4/5くらいがアカデミック絵画なのですが、ポストカードは逆に1/5程度・・・僕の欲しかった絵のポストカードもありませんでした・・・まあね、運営サイドからすれば、しょうがないんだろうけど・・・企画の意図と違うなって(苦笑)

公式HP内、絵画紹介コーナー(こちらのページで、上記2作品が見れます。)