風の強い日 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
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風の強い日、海岸に着くと立っていられない。

それはもはや、風と呼べるような生易しいものではなくて、

顔に吹き付ける砂が、チリチリと痛い。

不思議と透き通った空気のなかで、海は白く泡立つ。

僕は砂で霞んだ音の濁流に呑みこまれて、

記憶も感情も何処かへと吹き飛ばされていった。

言いたい言葉はたくさんあったけれど、

きっと、全ての言葉は風に呑まれていった。

翼のない心で、手足のない言葉で、

どんなに大声で叫んでも、名前を呼び続けても、

全ての言葉は風と共に何処かへと消えていった。

空を見上げるなんて思いもよらなくて、

病人のようにふらつく足で、ただ写真を撮り続けた。


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