星下の海 最近は、ボ~っとしている。何かを考えているような気はするが、頭の中がクリアにならず、思考の形跡を追うことが出来ない。未明に見た海は、星々の下に沈んでいた。ここが海の底ならば、何処までも昇っていけるのに・・・ああ星よ、一度で良いから僕を重力から解き放ち、お前の許へと連れて行っておくれ・・・そんな事を思った。重力に束縛され一直線に描かれた灯りに、地上の星という陳腐な言葉が思い浮かんでしまう。