
今ごろ、君は電車の中
1人、また1人と離れて行く教室で
取り残される思い出に
どうして別れを告げただろうか。
幾つもの見知らぬ顔の中で
交わらなかった視線に
どうして痛みを忘れただろうか。
何を求めているわけじゃない
それなら抱きしめたい気持ちは
何処から来るんだろう。
あるとないとに挟まれて
それなら1人で生きてきた心は
どうすればいいんだろう。
雨の中、傘も差さずに歩いてみる。
何が待っている訳でもなく
青信号に走り出す。
顔に当たる霧のような水滴は
何故か心を暖かくした。
星々の中、見失ってしまえば
二度と同じ場所へは帰れない。
幾億の星、ただ1つの星。
それならどうしてそんなに簡単に
見失ってしまったんだろう。
今ごろ君は・・・
いつでも重力は
この雨と同じように
僕を引きつける。
いつしか僕は
重みに耐えられなくなり
星の一部となる。
いつしか星は
重みに耐えられなくなり
全てを拡散させる。
限りなく薄くなっていく
宇宙の中で
限りなく遠くなっていく
それぞれの欠片
そのころ君は・・・