存在 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

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僕はずっと

1つ、として存在していた。

そんな単純なことにすら目を瞑っていた。


僕は今まで、

何を、見てきたのだろう。

目を瞑ってしまえば、

全ては記憶の中にしか存在しないのに。


信号の明滅する光

遠ざかる線路の果て

延々と続くヘッドライト


存在は、どこでも

文字通り存在するのに。

僕は常に

今、という世界に

1人とりのこされている。

後ろを振り返ることしか出来ない。

目を瞑ってしまえば、

全ては記憶の中にしか存在しないのに。


この身に滅びの時が来るまで、

僕は常に研ぎ澄まされた、

秒針の先端に1人で立っている。


そこから一歩踏み外せば

僕は過去にしか存在しなくなる、

誰も過去に存在している者などいないのに。

だから、僕は何処にも存在しなくなる。


暗い空に遠ざかる雲

窓の向こうに流れていく光

明日を見る瞳の眩しさ


世界は、世界は

ただ、ただ、美しくて。

それだけが、

ただ、それだけが、

僕を取り巻いていて。


それでも僕は、1人で

ただ1人で存在している。