31日(土)、午前中に片付けておくべき用件あったが、それは案外早い11時に終えること出来た。それからは、何が何でも2回目の『植物科学最前線』に取り付き、自分なりに一定纏める作業(理解不能部分は端折って)終えねば、Tさんとの約束?が果たせないことになる。

つい先日も書いたが、50ページに及ぶ講演会記録は全て緑色植物から菌従属栄養植物へと進化した道のりに関するもの。素人にはいささか難しいけど、日頃から接してる植物が色々登場するから面白く読める部分もそれなりにあって、先日Tさんから貰った電話に対し「簡略に纏めたもの送ってやるわ」と答えてしまってたのだ。

 

例えば、ラン科シュンラン属植物はシンビジウムの仲間で、独立栄養種であるヘツカラン・部分的菌従属栄養種であるシュンランにナギラン・菌従属栄養種のマヤランやサガミランの全てを同一属内に含んでおり、しかも3つの栄養種は全て日本に自生してるから研究にもって来い・・

 

菌従属栄養化へのステップは、独立栄養⇒生活史初期型菌従属栄養⇒部分的菌従属栄養⇒菌従属栄養と考えられ、生活史初期とか部分的菌従属といったステップへ突入した段階でその特殊化が起こってるというのだ。

 

ハルザキヤツシロランの根に、菌の方から絡みついておる(白いのが菌糸の束)。

菌従属栄養植物は菌根菌に何の見返りも与えず収奪するだけなのに、菌根菌は自ら栄養分を与えてるように見える。これは恐らく「菌に栄養を送るよ」という騙しの信号を送り続けてると考えられるとか。

菌だっていつまでも騙され続ける訳にもゆかないだろう、そこには両者の厳しい“進化争い”があるというから面白いではないか。

 

葉緑体をもったキンランは、自身で光合成する一方で菌からも栄養を貰い受けておる。ところが葉緑体をもたない突然変異種は光合成が出来ないから、全栄養分を菌に頼ってる。なるほど、こんな部分に進化の“道のり”を感じること出来るのだ。

 

これは子ども向けの『「植物」をやめた植物たち』に載ってる絵だけれど、緑色植物と菌が共生し、その菌から栄養分を収奪してる菌従属栄養植物もいて、いわゆる三者共生してるのも多いらしい。

 

面白そうな部分を抜き出してPCへ入れ、早速Tさん宛て郵送しておいた。

「俺には全然分からんやろうけど、山さんがどんな本読んでるのかちょっと興味が湧いてきた」と仰るもので・・

特殊に過ぎて、速攻ゴミ箱行きだろうけど、少し興味ひいただけでもblogの値打ちと思えば嬉しい反応である。