10日(金)、前夜の飲酒が災いし、写真の整理せぬままに寝てしまったから、ブログ投稿済ませたのは10時に近く、こうなれば出掛ける気は起こらない。
そこで、これもharekaさんから推薦のあった原田マハの『美しき愚かものたちのタブロー』を読むことにする。
2019年に設立60周年を迎えた国立西洋美術館、その礎となってるのは“松方コレクション”であり、芸術音痴の私でさえその名だけは知ってる。
戦前、日本に本物の美術館を創りたいと思い立ったのは、当時川崎造船所の社長だった松方幸次郎で、彼自身は“絵など解らん”と公言しつつ絵画に造詣深い人物を伴い、何度もフランスへ赴く。
松方は社長というばかりじゃなく、親からの支援もあったであろう、現在の金額に換算して300億円という資金をつぎ込む覚悟しており、実際モネやゴッホの名品を多数買い求めておった。
ところが日本は先の大戦で連合国側に無条件降伏、松方の私財であるコレクションまでもがフランスに接収されてしまう。戦後しばらくして、当時の首相吉田茂の意向も踏まえ、その返還交渉が始まるのだった。
やや冗長に流れる部分もあったけど、さすがは原田マハとあり、何とは無く絵の観かたとか、“印象派とは”といった部分の解説なんかも混じって中々面白い。
「この物語は史実に基づくフィクションである」と作家が言ってるから、それってほんまかいなとwikipediaで調べたら、確かにその通りだったので、当時の様々な資料を読み尽くした作品のようだ。
さて今日はナメラダイモンジソウ、転戦してテイショウソウかツルリンドウというテも考慮の範囲に入れてる。
