4日(月)は朝から29℃、どうにも出掛ける気になれず、そこで“ひょうたん”について少し調べることにした。ヒョウタン(ウリ科)は雌雄異花で、やはり雌花の子房はもとから瓢箪型してるので、花から下方にある球にも種子が出来るんだと分かった。
どうやらアフリカ原産の植物で外皮は随分丈夫とあり、海によってあちこちへ広がったそうだ。日本で穀物の栽培が始まったのは弥生時代とされるが、このヒョウタンはずっとそれ以前の縄文時代、それも9,000年近くも前から栽培され、水などを入れる容器として普及してたらしい。
この面白い形したヒョウタンはカンピョウ(干瓢:ユウガオ)の変種であって有毒、食用にされたことは無く、時としてカンピョウにも苦味ある植物毒が含まれる場合もあるから、自家製の干瓢に苦味を感じたら避けるが良いとの記述も見つかる。
今読み始めた小説にこの瓢箪が登場する。
瓢箪は秀吉の馬印として知られ、戦に勝つたびに瓢箪マークを増やしたのだが、なんで瓢箪なのか全く考えたことも無かった。
ある戦で秀吉、城の裏口から奇襲を掛けたのだが、その折の合図に棒の先に吊るした千成瓢箪を振ったのが始めだそうだ。
小説は如何にも大阪愛に浸ってる作者のもの、なかなか面白く読み進めてるが550ページもの長編、私には珍しく途中で違った味も試したくなって三島由紀夫の『盗賊』への移行を試みた。
三島由紀夫が東京帝国大学在学中に書き始めた、彼にとって初めての長編小説らしいが文体は難解、落ち着いて読むには涼しい場所が必須と喫茶店をハシゴする。
ところが2件目の店では、若い女性二人が大きな声でお喋りしたり笑ったりで集中出来ない。私も含めお客さん達が冷たい視線を送るも当人たちは一向に気にしない・・
まあそれでも何とか読み終えはした。
三島はこの作品に関し、「賽の河原みたい」と卑下してるが、解説を引き受けた武田泰淳は「『仮面の告白』より大切な長編である」と褒めている。
ただし、ただし私には良いも悪いもさえ分からなかった。


