11日(火)は結局パラパラ雨に終始した。

降水量が少なく困ってるのに、先週4日連続した雨もこの日の雨も数mm程度、なのに外出を阻むからいささか腹立たしい。

 

仕方なく前日書店で仕入れた村田喜代子の『飛族』を読むことにする。

むむ・・単に題名に惹かれて買っただけなのに、村田喜代子が芥川賞作家だとは知らなかっただけではなく、読み始めればどんどん引き込まれてしまうじゃないか。

日本海のずっと向こう、中国や朝鮮の近くに浮かぶ“養生島”なる離島で暮らす三人の老女がいて、その内の一人である90歳を超えたナオが息を引き取ったから、今では88歳のイソと92歳になるソメ子の二人だけが取り残される。

 

取り残されるというのは、イソの娘であるウミの心情ではあっても、老女二人は島から出る気など毛頭無く、海で死んだ男たちが鳥になった如く自分たちも鳥になるんだと断崖で踊る・・

 

村田喜代子・・全然知らなかった。

芥川賞のみならず各種文学賞を総なめにしてる作家と知り、傘差して図書館へ出向いたのに、目指す「鍋の中」「龍秘御天歌」などの受賞作は見つからなかった。

 

まだ半分程度しか読んでない沢木耕太郎の『銀河を渡る』を返却し、同時に予約も入れておいた。 ただしこれ、最近になり文庫化された? 分冊になったとしても手元に置いておこうかな? かの小林秀雄に触れてる部分に関心ある。

 

乙川優三郎の作品2点『闇の華たち』と『麗しき花実』を持ち帰った。

 

K温泉で温もり、その足で久しぶりとなるサイゼリヤへ入って冷たい赤ワイン注文。

この店へ入ったのはいいが、今は亡きHさんやFさんに加え、今の私へ導いて下さったYさんなどなどが頭をよぎり、何することもなく90分を過ごした。