9日(金)、ここ15年ばかり、この時期に必ず訪れてるU池とK池を目指すことにする。U池ではサギソウとミズオトギリ、そこから北へ向かう道ではミズギボウシやヒメシロネであり、まだ少し早いかなと思いつつもK池でサワギキョウ、そんなところをこの日の目標にした。
ただちょっと不安なのはU池の水量で、長靴を持たない私だから水位次第・・・
峠へ登り着いてお茶を流し込む。
ふと足元見れば15cm位にまで背を伸ばしたセンブリ(リンドウ科)が目に入る。
気付け薬とばかりに葉を1枚千切って噛む、苦い! これでスイッチが入った。
今の縦走路は面白くない、目に入るのはキガンピ(ジンチョウゲ科)やノギラン(キンコウカ科)程度でしかない。
U池の縁に着き遠望すれば、点々と白いものが見えるから咲いてるのは間違いない。
ただやっぱり水量があって、いつものルートは歩けずキョロキョロ見回すと、左手方向に薄っすらとした踏み跡・・そこを伝って何とか入り込むこと叶った。
一面サギソウ(ラン科)だらけ! 今が満開期という雰囲気だ。
とんでもなく長い距を写そうとするも、周囲も一面同じく緑色ではっきりしない。
サギソウの送粉者はスズメガとされる(アザミウマという昆虫も係わってる?)が、彼等は一体どれくらいの口吻の長さなのか・・
ネット情報によれば種類により2~11cmもあり、外国には20cm超のもいると知って驚く。
沈み込みそうになる足場に注意払いながら奥へ進んでみる。
もちろん蛇、大小2匹に出遭うも焦ってるのは先方であって当方は平気。
イネ科とかカヤツリグサ科の植物もあるけど、知識・関心はそこにまで及ばず引き返すことにする。午後4時以降でしか開花しないというミズオトギリ(オトギリソウ科)、律儀にしっかり蕾んでおる。
ただ咲くにしても1週間後くらいかなという蕾の大きさでしかなかった。
ヒメシロネ(シソ科)
「立入禁止」のロープを無視し、例の場所でシロネ(シソ科)を探し回るも見つからなかったのは残念。
K池到着。 ここ1週間ばかりも“静養”状態に身を置いたのに、どういう具合か脚が参っており、ドッカと池畔に座り込んでパン齧る。
以前、サギソウとサワギキョウはセット状態で観たものだが、ここのはまだ蕾さえしっかりしてないから、今年咲くんかいなという疑問感じた。
メマトイが気になる兵カン道を下る。
トンボはハナから駄目、なんとかサナエというんだろう。
訂正します、コシアキトンボの♀だと教えて貰いました。
Nさん、いつも有難うございます。
悔しいけど、今年はミズギボウシ(キジカクシ科)がアヤシい状態にある。
小さな流れの縁にいっぱいあったのに、今年は虫(ハゴロモの仲間と思われる)の被害で極端に少なくなってしまった。お愛想に蕾だけ。
フクラスズメの幼虫、えらい勢いで怒られた。
ベニシジミ
今日は記念碑台GHの当番。
ツルフジバカマ(マメ科)咲いてるかな? 折角の遠路だから課題抱えて臨みたい、カラスビシャク(サトイモ科)を解剖して雌花・雄花も確かめてみたい。